「子供にタイピング練習をさせたい!でもおすすめの練習ゲームや方法がわからない…。」
「いつ頃からタイピング練習をさせるべきなの?」
「そもそも、本当に子供の時からタイピング練習をさせるべきなの?」
といったお悩みを持つ人は多いのではないでしょうか?
まず、これから子供が大きくなるにつれてタイピングスキルが求められる場面は必ずといってもいいほど出てきます。最近では学校でもパソコンを使った授業が増えて、社会に出ると、パソコンに触れる場面はさらに増えます。
このように、タイピングスキルは文字を書くことと同じように当たり前のスキルになるでしょう。また、子どもの時から正しいタイピングスキルを習得するために練習を積み重ねていくことが、これからますます重要になります。
「新学習指導要領」によると、小学校教育ではキーボードでの文字入力ができるようになると書いており、小学生の間にタイピングを習得できるようにすると文部科学省が発表しています。
では実際に子供へのタイピング練習はいつ頃から始めればいいのか、またどんな方法やゲームを使うといいのか気になりますよね。
この記事では、初心者の子供でもタイピングが上達できる練習方法やゲーム紹介のほかに、練習のコツや始めるタイミングなどを詳しく紹介します。そして、最後まで読んでいただくことで、子供のタイピングスキルが上達していく姿を見ることができるようになります。
それでは、見ていきましょう。
目次
1.なぜ子供の時からタイピング練習をするべきなのか?その理由と背景
1−1.プログラミング授業の必修化
1−2.国内外の各種試験でCBT(パソコンを使った試験)が増えている
1−3.パソコンを使う仕事が増えている
2.子供の頃からタイピング練習をするメリット
2−1.タイピングスキルは今後一生役に立つ
2−2.「調べる力」が身につき学びの幅が広がる
2−3.タイピングができると同時にローマ字もマスターできる
3.子供がタイピング練習を始めるタイミングはいつから?
3−1.ローマ字を学ぶ「小学3年生」を目安に
3−2.幼児は知育玩具やキーボードに触れさせてみる
4.超初心者の子供がタイピングを上達するための練習方法
4−1.初めてタイピング練習をする子供はキーボードに慣れる練習から!
4−2.速度は後からついてくる!焦らず楽しくできる練習を続ける
4−3.難しい場合は「パソコン教室」でプロに見てもらおう
5.子供がタイピング練習するときの指の位置や使い方のポイント
5−1.「ホームポジション」を意識する
5−2.基本姿勢を守って「指の位置」を覚える
6.タイピング練習ゲームやアプリを選ぶ際のポイント!
6−1.基本から応用まで細かく分けた練習がある
6−2.時間制限がある
6−3.簡単で飽きない
6−4.子供向けのワードを使用しているか
7.子供向けタイピング練習におすすめのパソコン・キーボードは?
7−1.パソコン(Mac・Windows・Google Chromebooks)
7−2.キーボード
8.【子供・小学生におすすめ】無料タイピング練習ゲーム・ソフト・アプリ一覧
8−1.「こどもタイピング」My typing(マイタイピング)
8−2.ベネッセ マナビジョン「タイピング練習 日本語入力」
8−3.タイピンガーZ
8−4.寿司打
8−5.ココアの桃太郎たいぴんぐ
8−6.Typing Land(iOS,Androidアプリあり)
9.【慣れてきたらおすすめ】Nintendo Switch初のタイピングゲーム「タイピングクエスト」
10.まとめ
1.なぜ子供の時からタイピング練習をするべきなのか?その理由と背景
鉛筆でノートに文字を書くことと同じように今後は当たり前なスキルになると言われている「タイピングスキル」。なぜ子供の頃から練習をしておくといいのか、その理由と背景について詳しく説明いたします。
1−1.プログラミング授業の必修化
まず1つ目に、2020年に学校教育での「プログラミング授業」が必修化された背景があります。文部科学省の「小学校プログラミング教育に関する概要資料」でもあるように、小学生〜高校生にかけてプログラミング授業に関して以下のように書かれています。
- 小学生:「プログラミング的思考」を学ぶ
- 中学生:計測・制御のプログラミングを学ぶ
- 高校生:「情報Ⅰ」が必修化。全生徒がプログラミングの基礎を学ぶ
本格的なプログラミングの授業は中学生以降になりますが、プログラミング学習において、タイピングは鉛筆を使ってノートにメモしていくことと一緒で必ず習得しておくべきスキルです。
▶︎参考情報:文部科学省の「小学校プログラミング教育に関する概要資料」は以下を参照ください。
・小学校プログラミング教育に関する概要資料
1−2.国内外の各種試験でCBT(パソコンを使った試験)が増えている
2つ目に、最近の検定試験でパソコンを使うこと(CBT)が増えていることです。また、近い将来に大学入試試験でもパソコン受験が採用される話も出ています。
選択形式のテストなら問題はないですが、記述形式になるとタイピングスキルは必須になります。早いうちにタイピングスキルを習得しておくとこういった試験でも役に立ちます。
1−3.パソコンを使う仕事が増えている
最後に、パソコンを使った職業や業務が増えていることです。
メールや資料作成など社会人になるとパソコンを使ったタイピングは切っても切れないものになります。また画面を見ずにキーボードを打つ「タッチタイピング」を身につけると、そうでない人に比べて2倍のスピードで作業をこなせると言われています。身につけておいて損のないスキルです。
このようにタイピングは将来に渡っても活かせるスキルのため子供の時から習得しておくと今後とても役に立ちます。
以上の3つが子供の頃からタイピング練習をするべき理由と背景です。
2.子供の頃からタイピング練習をするメリット
ここまでは、子供がタイピング練習をするべき理由と背景を解説しましたが、実際にタイピングを習得するメリットについても説明します。
2−1.タイピングスキルは今後一生役に立つ
「1−3.パソコンを使う仕事が増えている」 で説明したように、子供の頃からタイピングに慣れておくと社会人になっても役に立ちます。また、プログラミングエンジニアなどの専門的な職業を目指せる他にパソコンスキルが重視される職業につくには必要なスキルとも言えます。
タイピングスキルを身につけることは、自転車と同じで一生忘れることがなく、一生使える武器になるので大人になるまでには習得しておくことをおすすめします。
2−2.「調べる力」が身につき学びの幅が広がる
これまでの課題学習などは、図書館に行って参考書を探して提出をすることが多かったと思いますが、最近はこれらの参考情報をインターネットでも探すことができるようになりました。タイピングスキルがあると、スムーズに自分が知りたいことを的確に調べることができるため、課題学習や日頃の学習にも役に立ちます。
2−3.タイピングができると同時にローマ字もマスターできる
タイピングには「かな入力」もありますが、一般的には「ローマ字入力」が主流です。ローマ字を理解していないとタイピングを習得することはできません。タイピングができるとローマ字も一緒にマスターすることができます。
このように、タイピングを早いうちからマスターすることで子供の学習意識を変えることやローマ字の勉強にもなるなどメリットがたくさんあります。
3.子供がタイピング練習を始めるタイミングはいつから?
では、タイピング練習をいつから始めればいいのか、お悩みの方もいるのではないのでしょうか?
ここではどのタイミングで始めると良いのかを紹介します。
3−1.ローマ字を学ぶ「小学3年生」を目安に
「2−3.タイピングができると同時にローマ字もマスターできる」で説明したように、タイピングは「ローマ字」を理解していないとできません。小学校学習指導要領【国語】によると、ローマ字は「小学3年生」から学びはじめます。これを目安に、タイピング練習を始めると良いでしょう。
ただ反対に、ローマ字をまだ学ばない小学3年生以下の子供には、タイピング練習をさせることは少し難しいと考えられます。ただし、自ら興味を持ってキーボードを触ったり、ゲームをすることは問題ないので、「3−2.幼児は知育玩具やキーボードに触れさせてみる」でも紹介しているように、早い段階からキーボードに慣れるというプラスの面も多いことから積極的に体験させてあげましょう。
注意する点は、子供が自発的に学びたいと思えることが重要です。小学3年生は「国語」や「算数」の他に新しく「理科」「社会」や「英語とローマ字」と科目が増えて授業の内容も難しくなります。無理やり押しつけて子供のモチベーションが下がってしまうのは本末転倒です。周囲の子供との差を比べてしまいがちですが、焦らずにまずは子供の様子をみながら練習をはじめるようにしましょう。
3−2.幼児は知育玩具やキーボードに触れさせてみる
先ほども書いたように、小学3年生より小さい子供にタイピング練習をさせるのは難しいと思います。まずはキーボードに触れて、慣れさせるところから始めてみるといいでしょう。実際にキーボードに触れさせる方法もいいですし、幼児向けおもちゃパソコンを使って楽しく慣れさせる方法もおすすめです。
おもちゃパソコンでは、かな・ローマ字入力のタイピングができる機能の他にも、英語の勉強ができるおもちゃもあります。本物のパソコンではないですが、パソコンがどういうものなのかを触りながら学べます。またインターネットに接続しないため安心して遊ばせることができる点もポイントです。
4.超初心者の子供がタイピングを上達するための練習方法
では、超初心者の子供がタイピングを上達するためにはどういった練習をするといいのでしょうか?その方法をお教えします。
4−1.初めてタイピング練習をする子供はキーボードに慣れる練習から!
「3−2.幼児は知育玩具やキーボードに触れさせてみる」でもあるように、いきなり子供にパソコンを渡してタイピング練習をさせるのではなく、 キーボードに「慣れる」機会を作ることが大切です。
まずは自由にキーボードを指で押して打つ楽しさや感覚を子供に覚えてもらうようにしましょう。
4−2.速度は後からついてくる!焦らず楽しくできる練習を続ける
素早くカチカチッとタイピングできることは誰でも憧れますよね。タイピングが少しできるようになると、どうしても速く打とうとして焦ってしまうことがあります。これだと間違ったキーや指で打つことになり、返ってよくありません。
忘れてはいけないのが、「正確なタイピング」を意識することです。速くてもタイピングミスをしていると打ち直す時間がかかってしまう他にもムダに打つことが増えて手が疲れやすくなることもあります。
タイピングは、慣れてくるとスピードは自然と速くなります。まずは一文字ずつ、ゆっくりでいいので正しくタイピングできるよう心がけてください。正確なタイピングがタッチタイピング上達へのヒントです。
4−3.難しい場合は「パソコン教室」でプロに見てもらおう
なかなか上達しないと悩んでいる人は、パソコン教室で専門の人にみてもらうことも1つの方法です。タイピングの打ち方の癖や自分に合ったタイピング練習方法を一緒に探して教えてくれます。
5.子供がタイピング練習するときの指の位置や使い方のポイント
ではここで、子供がタイピング練習をする際に注意しておきたい指の位置や使い方のポイントを説明します。
5−1.「ホームポジション」を意識する
「タイピング 練習」で検索すると、「ホームポジション」という言葉をよく耳にすることがあると思います。
ホームポジションはタイピングする際に戻ってくる基準の場所であり、タッチタイピングの基礎姿勢になります。ホームポジションの姿勢と指の動きをマスターすることがタッチタイピング(ブラインドタッチ)の近道です。
タイピング練習をする時は必ず意識しておきましょう。
ホームポジションに関しての覚え方や練習方法などは、以下の記事でも詳しく解説していますので、あわせて参照ください。
5−2.基本姿勢を守って「指の位置」を覚える
先ほどの「ホームポジション」を守った上で、次にそれぞれの指の位置を覚えることが大切です。
左右10本の指にはホームポジションを中心に決められた役割(配置)があります。その位置を指に覚えさせていきましょう。そうすると自然とタッチタイピングができるようになります。
詳しい指の配置についての説明は下の記事で紹介しています。
まずはホームポジションをしっかりと指に覚えさせて、それぞれの指の位置を覚えることを忘れず練習をしましょう。
6.タイピング練習ゲームやアプリを選ぶ際のポイント!
ホームポジションや指の位置をしっかりと覚えられるようになれば、あとはたくさんタイピング練習をしましょう。タイピングの練習ゲームやアプリは探すとたくさん出てきます。どのゲームがいいのか迷ってしまう場合は、以下のポイントを参考に練習してみましょう。
6−1.基本から応用まで細かく分けた練習がある
ゲームによってはホームポジションなどの基本練習のあるゲームや、上級者向けのタイピングゲームなどたくさんあります。
なるべく1つのゲーム内で基本から応用まで細かいレベルやステージ設定のあるゲームがいいでしょう。理由としては、タイピングの習熟度や目標がわかりやすいので子供のモチベーションも上げることができます
6−2.時間制限がある
他にも、タイピングゲームには、時間内でどれだけタイピングができたかスコアで表示されるゲームもあります。
注意する点は、「プレイ時間」です。1つのステージが長すぎると子供がゲームに飽きてしまう可能性があるので時間を決めてするといいでしょう。
子供が集中できる時間は約「年齢 + 2〜3分」と言われています。大人が思っている以上に集中力は長く続きません。子供によってはこれよりも長い子もいれば短い子もいますが、5〜15分程度で終わるゲームはおすすめです。その他にも、1〜3分程度のゲームを数回にわけてプレイできるゲームはテンポよく遊べるのでおすすめです。
6−3.簡単で飽きない
先ほどと似ていますが、簡単で飽きさせないゲームも選ぶ際のポイントになります。
特にタイピング練習をはじめたての子供には、ルールや難易度が簡単なステージで、達成感のある練習ゲームは続きやすい傾向です。
6−4.子供向けのワードを使用しているか?
タイピング練習ゲームでは、難しいワードや漢字、長文などを使用した上級者・社会人向けの内容などもあります。
子供がわかりやすいワードを使用していることもゲーム選びでは大切です。単に表示されたワードをタイピングするのではなく、ワードの意味を理解してタイピングができるとより実践的なタイピング練習ができるでしょう。
タイピング
練習を
始めたばかりは、
子供のとなりで「りんご」や「こくご」などワードを
言ってあげるなど、
一人で
練習できるようになるまでは
隣でサポートをしてあげるといいでしょう。
ここで
紹介してきたのは、あくまでもゲーム
選びのポイントの
一例です。
何よりも
子供が
楽しく
続けられることが
大切です。まずは
打てなくてもキーボードに
慣れることを
目標に、
子供のスピードに合わせて
練習していくと
良いでしょう。その
子に
合うゲームや
環境が
与えられたら
子供はより
伸びていきます。ぜひ
子供と
一緒に
楽しく
練習できるゲームを
探してみましょう。
7.子供向けタイピング練習におすすめのパソコン・キーボードは?
これまでは、子供におすすめのタイピング練習方法やゲームの選び方について説明してきました。では、実際にどんなパソコンやキーボードを使って練習するといいのか紹介いたします。
7−1.パソコン(Windows・Google Chromebooks・iPad)
文部科学省が発表している「GIGAスクール構想の実現標準仕様書」によると、学校教育で必要なパソコン性能は下の表にあるパソコンを推しょうしています。
ここでは、「Windows」や「Google Chrome」のパソコンと「iPad」のタブレットの3種類の例があるので一部紹介します。
【Windows】
OS |
Microsoft Windows 10 Pro 相当 |
CPU |
Intel Celeron 同等以上 2016 年 8 月以降に製品化されたもの |
ストレージ |
64GB 以上 |
メモリ |
4GB 以上 |
画面サイズ |
9~14 インチ(可能であれば 11~13 インチが望まし い) タッチパネル対応 |
バッテリ |
8時間以上 |
【Google Chrome】
OS |
Google Chrome OS |
CPU |
Intel Celeron 同等以上 2016 年8月以降に製品化されたもの |
ストレージ |
32GB 以上 |
メモリ |
4GB 以上 |
画面サイズ |
9~14 インチ(可能であれば 11~13 インチが望まし い) タッチパネル対応 |
バッテリ |
8 時間以上 |
【iPadOS】
OS |
iPadOS |
ストレージ |
32GB 以上 |
画面サイズ |
10.2~12.9 インチ
|
▶︎参考情報:文部科学省が発表している「GIGAスクール構想の実現標準仕様書」は、以下を参照ください。
・GIGAスクール構想の実現標準仕様書
タイピング
練習だけのために
使うのであれば、
上の
表にあるようなパソコン
性能で
問題ありません。ただ、
今後子供が
小学校高学年や中学校へ
上がっていくと
課題の
提出や
学校指定のソフトを
操作する
場面も
出てきます。それらを
考えると
表のスペックではメモリが
足らない
可能性があります。
パソコンを
購入する
時は
実際に
使うと
予想されるメモリよりも
大きめを
買うといいでしょう。そうすることで「パソコンを
買ったけどメモリがいっぱいで
使えない」といったストレスもありません。
予算の
中でなるべく
性能の
高いパソコンを
探してみましょう。
7−2.キーボード
キーボードは様々な形が販売されていますがタイピング練習でおすすめのキーボードは「メンブレン式キーボード」です。
ノートパソコンのような画面と一体型のキーボードでもいいのですが、スライドさせるような打ち方でしっかりとキーを打って指に覚えさせるにはメンブレン式キーボードがおすすめです。安価で買える点もポイントです。
また、通常のキーボードだと子供の小さな手ではキーに届かないかと思います。小ぶりなキーボードも販売していますので一度、家電量販店などでキーボードを探してみるといいでしょう。
8.【子供・小学生におすすめ】無料タイピング練習ゲーム・ソフト・アプリ一覧
先ほどは、子供向けのタイピング練習におすすめのパソコン機器について説明をしました。次に、小学生をはじめ、子供におすすめの無料のタイピング練習ゲームやアプリなどを紹介いたします。
8−1.「こどもタイピング」My typing(マイタイピング)
- 価格:基本無料(一部課金あり)
- 難易度:簡単
ホームポジションを意識したタイピング練習ができるゲームをそろえているサイトです。それぞれタイピングにかかった時間と正誤率で合格と不合格の判定ができる他に、無料で会員登録すると成績表やマイタイピングリスト、タイピング制作なども利用できます。
▶「こどもタイピング」My typing 公式サイトはこちら
8−2.ベネッセ マナビジョン「タイピング練習 日本語入力」
- 価格:基本無料(一部課金あり)
- 難易度:簡単
1〜5分までの時間を自分で設定してタイピング練習ができます。時間内でタイピングできた文字数や正解数・正解タイプ率、間違った数と間違えたタイプ率の詳しい結果を見れます。
▶ベネッセ マナビジョン「タイピング練習 日本語入力」公式サイトはこちら
8−3.タイピンガーZ
- 価格:基本無料
- 難易度:簡単
ストーリー性のあるゲームで途中には動画や画像を使った操作説明があるため、初心者でもわかりやすいタイピングゲームです。ホームポジション練習もしっかりとできる問題もありおすすめのゲームです。
▶「タイピンガーZ 」公式サイトはこちら
8−4. 寿司打
- 価格:無料
- 難易度:普通〜やや難しい
回転寿司のお皿が流れてしまう前に画面の文字を打つタイピングゲーム。ブラウザでも遊べる他に表示キーも複数対応しているゲームです。スピードが求められるため、ホームポジションをマスターした後、より速いタイピングができるようになりたい方におすすめのゲームです。
▶「寿司打」公式サイトはこちら
8−5.ココアの桃太郎たいぴんぐ
- 価格:基本無料(一部課金あり)
- 難易度:簡単
ロールプレイングゲームの世界観でタイピングを学べるWebアプリ。ストーリー性あるゲームで遊んでいるうちにホームポジションをしっかり学べます。
▶「ココアの桃太郎たいぴんぐ」公式サイトはこちら
8−6.Typing Land(iOS,Androidアプリあり)
- 価格:基本無料(一部課金あり)
- 難易度:簡単
パソコン以外にiOS,Androidスマートフォンで遊べるタイピングアプリゲームです。パソコンがなくても別途キーボードを用意して練習をすることができます。
▶「Typing Land」公式サイトはこちら
筆者が小学生の頃は「寿司打」を使ってタイピング練習をしていました。普通より上の成績でしたが、授業の長文タイピングテストでは制限時間内に最後までタイピングできなかった記憶があります。今回紹介した単語・短文のタイピングゲームは、長文タイピング練習には少し足りない印象です。慣れてきたら次のステップとして、長文タイピングのあるゲームで練習するといいでしょう。
9.【子供におすすめ】Nintendo Switch初のタイピングゲーム「タイピングクエスト」
ホームポジションや指の位置をマスターしてタイピングに慣れてきた人におすすめしたいゲームがNintendo Switch「タイピングクエスト」です。
「タイピングクエスト」は、Nintendo Switch(ニンテンドースイッチ)で初めてのタイピングゲームとして2021年4月に登場しました。子供がゲーム感覚で楽しくタッチタイピングを習得できるようになるために、「楽しく学んで、楽しく遊べる」がテーマのタイピングゲームです。
またタイピングクエストは、Nintendo SwitchにUSBキーボードを用意していただくと遊べるため、インターネットへの接続もなく安心してお使いいただける点もポイントです。
10.まとめ
この記事では、子供のタイピング練習について詳しく説明してきました。プログラミング授業の必修化やパソコンを使った解答形式の試験の採用やバソコンを使った仕事が増えているなど、タイピングスキルは小さい頃から習得しておくと、今後も一生役に立つスキルです。
タイピング練習は、ローマ字を習う「小学3年生」を目安に始めると良いでしょう。いきなり小学3年生からタイピング練習を始めるのではなく、小さい頃から少しずつキーボードに触れさせていく機会を作ってキーボードに慣れておくとタイピング練習がよりスムーズになります。
また練習する際は、ホームポジションと指の位置を正しく習得させましょう。その後にタイピングゲームを活用した練習をすることでタッチタイピングの習得がより早くなります。
一番大切なことは子供がタイピングに慣れて楽しく続けることができる練習方法を見つけることです。いきなりタッチタイピングができる人はそういません。どんな人も一度はタイピングで苦戦しながらも練習を続けて習得できています。目標を高く持ちすぎるとかえって子供のモチベーションを下げてしまっては本末転倒です。
これから子供にタイピング練習をさせたいと考えている方は、まずキーボードに慣れて、タイピングに興味を持ってもらうことを目標にしていくと、自然とタッチタイピングの習得ができるようになるでしょう。
この記事を参考に、楽しくタイピング練習できる方法をお子さんと一緒に探してみましょう。