便利な使い方
「コピー&ペースト(貼り付け)」ショートカットキーのやり方【図解付き】
目次
2. 【図解】「コピー アンド ペースト(貼り付け)」ショートカットキーのやり方・操作方法
2−1.Windows版「Ctrl+C(コピー)」「Ctrl+V(貼り付け)」ショートカットキー
2−2.Mac版「command + C(コピー)」「command + V(貼り付け)」ショートカットキー
2−4.「コピー アンド ペースト(貼り付け)」がうまく効かないときの対処法は?
3. 【体験】実際に「コピー アンド ペースト(貼り付け)」ショートカットキーを使ってみよう!
4. 【活用場面1】こんなシーンで「コピー アンド ペースト(貼り付け)」は使えます!
4−1.ビジネスシーン(メール・ Excel・PowerPoint・Wordなど)
4−2.日常のコミュニケーションシーン(チャットやツールを使った編集作業)
4−3.個人利用・生活シーン(ネットショッピング・ゲームや趣味・公的手続きなど)
5. 【活用場面2】子ども向け「コピー アンド ペースト(貼り付け)」の便利な活用シーン
6. 【関連】「コピー アンド ペースト(貼り付け)」と一緒に覚えておくと便利なショートカットキー
1. 「コピー アンド ペースト(貼り付け)」とは?
「コピー アンド ペースト(貼り付け)」は、テキストや図形などの情報を一時的に預けて移動や複製できる技術のことで、パソコンを使った作業の『時短術』として有名なショートカットキーです。略して「コピペ」とも呼ばれています。もっとわかりやすく説明すると、くり返す作業をカンタンにしたり、うつしミスを防いでくれる「便利な機能」です。メールや資料作成といったビジネスシーン以外にも、くり返し同じ操作を使うようなシーンで活やくできます。
2. 【図解】「コピー アンド ペースト(貼り付け)」ショートカットキーのやり方・操作方法
「コピー アンド ペースト(貼り付け)」略してコピペのショートカットキーは、WindowsとMacのパソコンどちらでも使えますが、キーボードの配置や名前(Ctrlと⌘など)がちがいます。それぞれのやり方や操作方法を紹介します。
2−1.Windows版「Ctrl+C(コピー)」「Ctrl+V(貼り付け)」コピペショートカットキー
Windowsパソコンのコピーアンドペースト(コピペ)のショートカットキーは、コピーが「Ctrl+C」、貼り付けが「Ctrl+V」になります。
具体的にはこのように操作します。
(1)Windowsでコピーをする場合
まず、コピーしたい情報を選択したあと「Ctrl」キーを左手小指で押します。
そのまま「Ctrl」キーを押しながら、「C」キーを左手の人差し指で押すとコピーができます。
- Ctrl + C(Ctrlキーを押したままCキーを押す)
(2)Windowsで貼り付けをする場合
コピーしたい情報をコピーできれば、貼り付けたい場所へ移動します。
移動ができれば「Ctrl」キーを左手小指で押しながら、「V」キーを左手の人差し指で押すと貼り付けができます。
- Ctrl + V(Ctrlキーを押したままVキーを押す)
2−2.Mac版「command + C(コピー)」「command + V(貼り付け)」コピペショートカットキー
Macパソコンの場合のコピーアンドペースト(コピペ)のショートカットキーは、コピーが「⌘(command) + C」貼り付けは「⌘(command) + V」になります。
具体的にはこのように操作します。
(1)Macでコピーをする場合
まず、コピーしたい情報を選択したあとに「⌘(command)」キーを左手小指で押します。
そのまま「⌘(command)」キーを押しながら、「C」キーを左手の中指で押すとコピーができます。
- ⌘(コマンド) + C(⌘キーを押したままCキーを押す)
(2)Macで貼り付けをする場合
コピーしたい情報をコピーできれば、貼り付けたい場所へ移動します。
移動ができれば「⌘(command)」キーを左手小指で押しながら、「V」キーを左手の人差し指で押すと貼り付けができます。
- ⌘(command)+ V(⌘キーを押したままVキーを押す)
2−3.よくある注意点
「コピー アンド ペースト(貼り付け)」を使うときに注意しておきたい点やよくあるまちがいがあります。
- 「同時押し」ではなく順番に押すこと(⌘を押しながらC)
- 「選択 → コピー → 貼り付け」の流れを忘れない(何も選択しないまま Ctrl + C を押してもコピーはできない!)
- 貼り付ける場所を選択した上で貼り付けること(意図しない場所に貼り付けてしまう)
- 基本、コピー操作は「目に見えない」(本当にコピーされたかは貼り付けた時にわかる)
- 貼り付け先にすでに文字などがある場合、上書きされる可能性があるのでよう注意
2−4.「コピー アンド ペースト(貼り付け)」がうまく効かないときの対処法は?
たまに、コピー アンド ペースト(貼り付け)が反応しない場合があります。
「コピペができない原因がわからない」「コピペがうまくいかない」場合は、以下を試してみてください。
- 選択した部分がまちがっていないかチェック
- 貼り付けたい場所が入力できる状態になっているか(カーソルがあるか)チェック
- コピーしたいシートがコピーに対応しているかチェック(アプリやファイルによってはコピーできないものがある)
- CtrlやCommandキーにホコリやゴミがつまっていないかチェック
- パソコンやキーボードの調子は悪くないかチェック
3. 【体験】実際に「コピー アンド ペースト(貼り付け)」ショートカットキーを使ってみよう!
実際にテキストをコピーして、別の場所に貼り付けてみましょう。今回は、Web上にあるテキストをメモ帳に貼り付けるまでのコピペの流れを紹介します。
①コピーしたいテキストやマウスを使って選択します。

②「Ctrl(Macの場合は ⌘ コマンド)」を押しながら「C」を押して、テキストをコピーしよう

③貼り付けたい場所(今回の場合は「メモ帳」)の画面を開く

④貼り付けたい場所にマウスで選択してカーソルをつける

⑤カーソルが点滅している状態で「Ctrl(Macの場合は ⌘ コマンド)」を押しながら「V」を押すと文字が貼り付けされます

⑥テキストのコピーと貼り付けが完了です

4. 【活用場面1】こんなシーンで「コピー アンド ペースト(貼り付け)」は使えます!
コピー アンド ペースト(貼り付け)のショートカットキーは、ビジネスシーンだけでなく、チャットやツールなどの日常のコミュニケーションシーン、ネットショッピング・ゲームや趣味・公的手続きといった生活シーンなどさまざまな場面で活用できます。
そんな便利すぎるコピペの活用シーンを以下で詳しくご紹介していきます。
4−1.ビジネスシーン(メール・ Excel・PowerPoint・Wordなど)
「コピー アンド ペースト(貼り付け)」は、メール・Excel(エクセル)・PowerPoint(パワーポイント)・Word(ワード)といった有名な業務アプリで使えて、ビジネスにおいて欠かせないショートカットキーです。コピペを利用するのとそうでないのとで作業スピードは格段に変わってきます。
では、アプリ別によく使われるシーンを紹介していきます。
(1)メールを作成する場合
メールは仕事をする上で一番よく使うツールの1つです。仕事をする上で返信速度も大切になります。コピー アンド ペースト(貼り付け)は返信の時短になるだけでなく、正しくメッセージを伝えるためにも欠かせません。
1.定型文やあいさつ文を再利用したいとき
「お世話になっております」「よろしくお願いいたします」など、メールでよく使うあいさつ文章を再利用できるのでより早く返信ができます。
2.過去のメール文章を引用したいとき
過去メールの一部をコピーして返信に使うときに使います。打ち合わせの日時や相手の会社や名前・金額などまちがえてはいけない大切な情報を正確に入力できるので便利です。
3.URLやリンクの共有をしたいとき
オンラインでミーティング(Zoom / Teamsなど)をするために発行されるミーティングURや参考資料のリンクなど長めの文章を本文へ貼り付けして送りたいときに。
(2)Excel(エクセル)を使った作業の場合
Excel(エクセル)は、表計算やグラフ作成を専門にしたアプリです。Excel(エクセル)での業務効率アップにはコピペのショートカットキーは絶対に欠かせません。
1. 数式や書式を複製する
計算式をコピーして複数行へ貼り付けて一斉に計算処理をするなどにも便利です。数字だけでなく、セルの塗りつぶしやフォント装飾などまるごと別の場所に複製もできるのでグラフ作成もスムーズにできます。
2.他のファイルやシートへ貼り付けるとき
毎月チェックしているシートの作成や報告書シートへデータをうつすときなど、同じフォーマットを使って別のデータを入力できます。
3.他アプリと連携したいとき(Wordやメールへなど)
Excelで作成したグラフや表をコピーして、報告資料やメールなど他のアプリへそのまま貼り付けができます。(一部対応していないいアプリもあり)
(3)PowerPoint(パワーポイント)を使った作業の場合
PowerPoint(パワーポイント)はプレゼンや発表に使うシートを作成できるアプリですが、コピペのショートカットキーを活用することでもっと早くてきれいに仕上げることができます。
1.オブジェクト(図形)や文字を再利用する
スライドにあるテキストや図形、写真、アイコンをコピペして、別のスライドやプレゼンに使うことができます。別のシートで同じ画像を使いたい時に便利です。
2.スライドを複製するとき
全てのスライドの同じ位置に番号をつけたい場合、大元をコピーすることで使いまわしができます。
見出しや図表のサイズ・位置などデザインをすべてそろえてきれいに作ることができます。
3.他のツールからの素材を貼り付ける
ExcelのグラフやWord文章、ブラウザの画像などをパワーポイントのシートへ貼り付けすることができます(一部できないものもあります)。
(4)Word(ワード)を使った作業の場合
Word(ワード)は、手紙やレポート、履歴書など、さまざまな文書を作成できるアプリです。長い文章から文字の装飾などもできますが、コピペのショートカットキーを使うことでもっと効率よく作業ができるようになります。
1.文章・見出し・表を使い回す
定型文(挨拶文や注意事項など)を使いまわしたい時に便利です。書式付きの見出しや表デザインをコピペして別ページへ写すこともできます。(フォントサイズや色・段落など書式付きで複製もできるほか、書式の装飾なしでコピペすることもできます)
2.他の資料やファイルからの引用
他の人が作成したマニュアルの一部テキストを引用したいときに便利です。PDFやWebの文章をコピペして補足情報として書きたい時に使えます。
このようにコピー アンド ペースト(貼り付け)は、さまざまなビジネスシーンにおいて活用できるのがわかったかと思います。
使えるシーンが多いので覚えておいて損はしませんのでぜひ覚えておきましょう。
4−2.日常のコミュニケーションシーン(チャットやツールを使った編集作業)
チャットやツールを使って誰かとコミュニケーションをする時にもコピー アンド ペースト(貼り付け)のショートカットキーは活用できます。
具体的にこういったコピペの使い方があります。
- イベント招待する時、同じメッセージを複数人に送りたい
- よく使う定型メッセージのテンプレート化
- 認証コードやパスワードを共有する
- SNS投稿するときのリンクやハッシュタグを複製するとき
- オンラインミーティング(Zoom)リンクなどの長い文字の貼り付けするとき
このように、パソコンを使ったコミュニケーションの場で、コピー&ペーストのショートカットキーを使いこなすことで、ちょっとしたやりとりの中で誰かに情報をスムーズに伝えたり、作業を効率化したりすることができます。
4−3.個人利用・生活シーン(ネットショッピング・ゲームや趣味・公的手続きなど)
この他にも、プライベートや日常生活のあちこちでもコピー アンド ペースト(貼り付け)は活用できます。
- ネットショッピングで配送先住所をコピーする、クーポンコードを貼り付ける
- お気に入りのレシピをコピペして自分のメモに保存する
- 食材リストをメモ帳へ貼り付けて残しておく
- ゲーム内のフレンドコードやIDをコピーする
- 公的な手続き(webフォーム記入に住所・電話番号・氏名などを入力する)
- 控えていたマイナンバーや口座番号を貼り付ける
5. 【活用場面2】子ども向け「コピー アンド ペースト(貼り付け)」の便利な活用シーン
コピペが便利なのは、これまでご紹介してきたビジネスシーンをはじめ、日常のコミュニケーションシーン、ネットショッピング・ゲームや趣味・公的手続きといった大人が利用する生活シーンだけではありません。
子どもがパソコンを利用するシーンでも、「同じ言葉を何度も書くとき」「調べ学習で言葉や文章をメモにうつすとき」「長い文章を入力をしたいとき」「図形や文字のレイアウトをきれいにならべるとき」など、さまざまな場面でコピペのショートカットキーは活用できます。
5−1.同じ言葉を何度も書くとき
例えば、何かのシートに自分の「名前」や「学年」「住所」など、何か所も同じ内容を入力しないといけない時に、一度コピーしておけば、ペーストするだけで何回でも使えます。また調べ学習のメモをまとめるときや、何回も同じ単語が出てくるときにもコピペのショートカットキーは大活躍します。
- 自分の名前や学年を複数の欄に書くとき
- 調べ学習のメモをまとめるときに何回も同じ単語を使うとき
5−2.調べ学習で言葉や文章をメモにうつすとき
コピー アンド ペースト(貼り付け)ができれば、インターネットで調べて出てきた文章や言葉・単語をそのままメモ帳やノートアプリにコピペしてうつすことができます。画面をみながらアプリに手入力するよりもはるかに速く、打ちまちがえることがないのでおすすめです。
- 社会や理科などの「調べ学習」で、デジタル教科書やWebサイトから情報をうつすとき
- 自分のまとめノートをつくるとき(あとで自分の言葉に直す練習にも)
5−3.長い文章入力をしたいとき
URLといった長い数字やアルファベット、長めの文章や難しい名前やなどをうつしたいとき、手入力しているとミスがでてしまうことがあります。コピペのショートカットキーを活用すれば、そういった長い文章の打ちまちがいが少なくなる以外に、短い時間で作成することができます。
- 理科の単語(例:二酸化炭素 → 何回も出てくる)
- 英語のつづりや発音記号を正しく貼り付けたいとき
- 難しい(または読めない)漢字があり入力せずにそのまま貼り付けたいとき
- 長い文章やURLをメモに貼り付けたいとき
5−4.図形や文字のレイアウトをきれいにならべるとき
表や図を作るときに、同じ形やサイズの図形や文を並べた方が見た目がきれいに仕上がります。同じサイズの図形や文字を何度も作図するのではなくコピペで2個3個と複製するだけで簡単に増やすことができるので作るのが簡単になります。
- 理科の観察記録表をつくるとき(曜日や項目をコピーして使う)
- 算数や家庭科で「表やリスト」をつくるとき
- 自由発表用のシートをつくるとき
- プログラミングの授業で「ブロック」や「コードのかたまり」をコピーして使うとき
コピー アンド ペースト(貼り付け)のショートカットキーは、くり返す作業を簡単にしたり、写しミスを防ぐことができる「便利な機能」です。ちゃんと使い方を覚えておくと、勉強や宿題がもっとスムーズになります。
以上が子ども向けの「コピー アンド ペースト(貼り付け)」の便利な活用シーンの紹介でした。
6. 【関連】「コピー アンド ペースト(貼り付け)」と一緒に覚えておくと便利なショートカットキー
今回は、コピーや貼り付けができる「コピー アンド ペースト」ショートカットキーについて紹介してきました。このほかにも、「コピー アンド ペースト」と一緒に覚えておくと便利なショートカットキーがあるので一緒に覚えておきましょう。
◼︎Ctrl(コマンド) + X
選択した文字や図形を切り取るショートカットキー 「Ctrl(コマンド) + X」→「Ctrl(コマンド) + V」でコピーではなく切り取って貼り付けができる
◼︎Ctrl(コマンド) + Z
1つ前に戻すショートカットキー コピペで貼り付けたけどまちがえた時や元に戻したい時に便利
◼︎Ctrl(コマンド) + Shift + V
書式や装飾をつけずに貼り付け(値貼り付け)できるショートカットキー 貼り付け先の装飾に合わせたい時に便利
◼︎Ctrl(コマンド) + A
今表示されている文字や図形すべてを選択できるショートカットキー マウスやカーソルで選択しなくとも一発で選択ができて便利
この記事の監修者
メディアライター兼「ぱそメモkids」運営者
エンタメ会社で広報を経験し、現在は株式会社セナネットワークスでメディアライター兼広報として勤務。同社では2021年にNintendo Switch初のタイピングゲーム「タイピングクエスト」を開発・発売。プログラミング・システム開発を事業とする企業として、プログラミング教育の更なる普及への貢献の思いでオウンドメディア運営をスタート。
監修者のご紹介: 「信頼されるサイトとしての取り組み」 をご覧下さい。