タイピング
タイピングゲームおすすめ一覧&体験ガイド!無料で練習しながらスキルアップ
タイピング
「子どもが学校でタイピングする機会が増えてきて、“上手くなりたい!”とタイピングゲームにハマっている。正しい練習方法を教えてあげたい」
そんなふうに思っても、いざ始めようとすると「何からやればいいの?」「子どもが楽しんで続けられる方法ってあるの?」と小学生でどのようにタイピング練習方法を教えてあげればよいかわからず悩む保護者の方も多いのではないでしょうか。
タイピングがスムーズにできると、学校の課題や調べ学習をスピーディーにこなせるだけでなく、友達や先生から「すごいね!」と褒められることもあります。さらに、小学生のうちからタイピングスキルを身につけておくことで、情報活用能力(ICTリテラシー)の基礎が育まれて、思考力や表現力が高まるなど、学びの質そのものを高めることにもつながります。学生生活はもちろん、将来社会に出てからも役立つ一生モノのスキルです。
ただし、タイピングは「必要になったから」といってすぐに身につくものではありません。タイピングの基礎を習得せず、自分のやりたいタイピングゲームを繰り返しやっているうちに自己流のクセがついてしまうと、「タイプミスが多い」「スピードが出ない」「ゲームでは得点が伸びるのに、大会では結果が出ない」など、スキルが頭打ちになってしまうこともあります。
一度自己流で覚えてしまうと、正しい指の位置に直すのが難しく、矯正するための練習を途中であきらめてしまう子も少なくありません。だからこそ、はじめのうちに「正しい指づかい」や「ホームポジション」など、基礎からしっかりと身につけることができるような「正しい練習方法」が重要になるのです。
特に、小学生のタイピング練習では、学年やレベルに応じてステップアップしていくことがポイントです。
最初は「楽しい」と感じることを大切にしながら、少しずつ正しいスキルを身につけられるよう、学年が上がり、スキルアップしていくにつれて、子供の興味やレベルに合わせて練習方法を使い分けるとよいでしょう。
この記事では、子供がタイピングに興味を持ち始めたけど、小学生でもタッチタイピングができるようになるためには何から取り組んでいいかわからない人に、小学何年生から練習を始めるのがベストなのか、どんな練習ステップが効果的なのか、おすすめの練習方法やゲームなど、実践的な情報をわかりやすく紹介 します。
この記事を読めば、小学生がタイピングを楽しく上達させる方法がわかり、練習をはじめるための具体的なステップもつかめ、実際に正しい方法でタッチタイピングの習得に向けてスキルアップしていくことが可能になります。
それでは、早速みていきましょう。
1. 小学生の時からタイピング練習に取り組むべき理由とメリット
3. 小学生でもできるタイピング練習におすすめの無料ゲーム&教材
3−1. 低学年(初心者)からできる!基礎練習からできるおすすめのゲーム
3−2. 高学年向け!楽しみながら練習を続けられる面白いタイピングゲーム
6. 小学生のタイピング練習におすすめのパソコン・キーボードの選び方
小学生のうちからなぜタイピング練習に取り組むべきなのか、その理由には、日本の学校教育の変化が大きく関係しています。
IT機器が普及したことで、子どもたちの情報活用能力(ICTリテラシー)を高めることが重要になっています。小学校で「プログラミング教育」、高校では「情報I」が必修化されたことや、大学入試共通テストで「情報I」が受験科目になったこと、2024年以降の小学生のタイピング目標の見直が行われたりするなど、教育現場でもタイピングスキルが求められる環境へ変化しています。
こうした背景から、パソコンなどのICT機器を使った授業が当たり前になり、タイピングスキルはどの子供にも必要な「学びの基礎力」になっています。そのため、小学生のうちから継続してタイピング練習に取り組むことはとても大切なことなのです。
タイピングを小学生の段階から身につけることで、次のようなメリットがあります。
今後は、「書けない」よりも「打てない」ことの方が困る時代になるかもしれません。
だからこそ、小学生のうちからタイピングにふれて、少しずつ力をつけておくことが、未来への大きな備えとなります。
小学生からのタイピング練習では、最初に「キーに慣れる練習」や「基礎練習」からはじめるのが鉄則です。そこから自分のレベルや成長に合わせて練習を変えていくことで伸びも早くなります。
そこで、小学生がタイピング練習をする上で知っておきたい情報や練習ポイントを詳しく紹介していきます。
タイピング練習は、小学3年頃からはじめるのが最適です。
この時期は、アルファベットやローマ字の学習がはじまるので、ローマ字をある程度理解してから練習に取り組むと、キーボードの配列も覚えやすく、タイピングの習得がよりスムーズになります。
小学生はどれくらいのタイピングスキルを目指すべきなのでしょうか? いくつかのデータを参考に、目指すべきタイピングレベルの目安についても解説していきます。2024年2月に開催された文部科学省の「デジタル学習基盤特別委員会」で、2026年までに以下の数値を目標とすることが検討されています。
【小学生・中学生の目指べきタイピングスキル】
・小学生:40文字/分
・中学生:60文字/分
(出典:文部科学省「デジタル学習基盤特別委員会(第3回)配布資料」の「教育DXに係るKPIの方向性等について」(pdf))
まずはこの数値を目標としてみるといいでしょう。
また、参考までに日本全国の小中学生を対象に行なった民間調査では、以下のような結果になっています。
【調査内容】
・調査期間:2023年8月23日~12月31日
・対象:日本全国の小中学生(約1万人)
【小学生の結果】
・1年生:約17文字
・2年生:約21文字
・3年生:約28文字
・4年生:約41文字
・5年生:約62文字(※過去最高)
・6年生:約83文字(※過去最高)
【中学生の結果】
・1年生:約56文字
・2年生:約56文字
・3年生:約60文字(※過去最高)
(出典:株式会社教育ネット「~第4回全国統一タイピングスキル調査結果報告~小学6年生の1分間の入力文字数(中央値)83文字に」)
平均文字数は、小学生が「42文字」、中学生が「57文字」と先ほどの文科省が検討している目標数値と近い結果になっているのがわかります。これらの調査データも参考に、タイピング目標をつくって練習を進めてみましょう。
以下の記事では、一般的なタイピング速度はどれくらいになるのか具体的な目安や測定方法、スピードアップのコツをまとめて紹介しています。ぜひご覧ください。
練習効率アップのコツとしては、ただ練習するのではなく、明確な目標をつくって、そこから逆算した練習方法を取り入れていくことが重要です。
参考までに、以下のようなステップで、練習方法を考えてみましょう。
「学校ですごいと言われるタイピングスキルを身につけたい!」といったなりたい姿を考える。
「次に、その理想の姿になるためには具体的にどれくらいのレベルが必要なのか目標を作る。
(例)「1分間に○○文字を正確に入力できるようになる」
設定した目標に向けて、練習に取り組む。
(例)タイピング練習サイトを活用する。スピードアップ練習をする。
練習を行いつつ、定期的に自分の進捗や成長を確認する。
(例)タイピング診断機能を活用して、弱点を把握し、改善点を見つける
このように、目標から逆算した練習方法を取り入れることで、効率よくタイピングスキルを高めることができます。ぜひ参考にしてみてください。
タイピング練習といえど、初歩的な練習から実践に近い応用練習までさまざまなものがあります。
特に具体的な目標はまだないけど、とりあえずタイピング練習をはじめてみようと考えている子供には、基礎をしっかり固めた上で、徐々に難易度を上げていく方法が効果的です。
おすすめの練習ステップを5つ紹介します。
各ステップについて細かく解説していきます。
タイピングの基本を身につける第一歩として、キーボードに慣れることから始めましょう。次に、50音別に入力する練習やキーの配置を覚えるとともに、「ホームポジション」と呼ばれる基本の指の位置を理解しましょう。特にここでは、ホームポジションと基本の指の位置を正しく理解して、指づかいを身につけることが大切です。
この段階では、タイピングの速さを意識する必要はありません。あせらず丁寧に練習を重ねることで、正確なタイピングの土台を築くことができます。基礎練習におすすめのタイピングゲームは「3−1.低学年(初心者)からできる!基礎練習からできるおすすめのゲーム」で紹介しています。
次に、基礎が固まったら、簡単な単語の入力練習へ進みましょう。
日常的によく使う言葉を中心に、まずは正確さを意識して練習をしていきましょう。慣れてきたらスピードを意識した練習に切り替えていきましょう。タイピングゲームや練習教材によっては小学生向けの単語練習が豊富に用意されているものもあるので、うまく活用しましょう。
▶︎ おすすめタイピングゲーム
単語入力に慣れてきたら、次は短い文章の入力練習ステップへ進みましょう。
文章の入力練習では、単にタイピングレベルが上がるだけでなく、文脈を理解しながらタイピングする力も養うことができます。よく、単語から文章練習になると、「難しい、うまくできない」と感じることがあります。文章タイピングでは連続して正しくタイピングを続けることが求められるからです。最初は挫折してしまうかもしれませんが、あせらず正確にタイピングすることを意識しましょう。
▶︎ おすすめタイピングゲーム
短めの文章練習に慣れたら、長文入力に挑戦してみましょう。
この段階になると、正確性を維持しつつスピードを上げることが求められます。またここでは、キーボードを見ずに入力する「タッチタイピング」の習得を目指してみましょう。
▶︎ おすすめタイピングゲーム
最後に、実践に近い形の文章練習を通して漢字変換や特殊記号の入力に慣れていきましょう。
日常のパソコン作業では、漢字変換や記号の入力は当然のように求められるスキルです。以下のような練習ゲームやツールを活用して、実務につながるスキルを無理なく身につけていきましょう。
日本語入力には、ひらがな入力した文字を漢字に変換するスキルが求められます。例えば、「かんじ」と入力して「漢字」に変換する場合には、変換候補から正しいものを選ぶ必要があります。特に、以下の練習ゲームがおすすめです。
▶︎ おすすめタイピングゲーム
文章入力には、句読点(、。)、括弧(「」)、記号(@#&)といった特殊記号の入力もよくでてきます。これらの記号もスムーズに入力できるように練習をしておきましょう。特に、Shiftキーや各種記号キーの位置を正確に把握し、正しい指づかいで入力することが大切です。
最後に、実際の文章を入力する練習にも挑戦してみましょう。メール文の模写、日常的なフレーズの入力、タイピングによる作文など、より実践的な形式でのトレーニングが効果的です。
▶︎ おすすめタイピングゲーム
このように、段階的に練習を進めることで、無理なくタイピングスキルを高めることができます。各ステップで自分のペースを大切にしながら、練習を続けていきましょう。
小学生がタイピング練習をする上で、注意すべき4つのポイントがあります。
それぞれ解説していきます。
タイピングをする上で、アルファベットやローマ字の知識は欠かせません。
ローマ字には「訓令式」と「ヘボン式」の2種類があります。小学3年生からローマ字の勉強がはじまりますが、主に「訓令式」を中心に学習します。なお、身近な駅名の看板やパスポートの表記などは「ヘボン式」が使われていることが多いので、親世代はそちらで覚えているケースもあります。
「ぱそメモkids」が小学生の子供たちが勉強用に利用してもらうために作成した「ローマ字表(50音順・訓令式とヘボン式)」を以下よりダウンロードいただけます。
ローマ字入力で、「っ」「ゃ」「ょ」などの小文字を表すには、「L」や「X」を使います。(例えば、「きゃっ」は「kyaxu」や「kyalu」と入力する)
学校では、「X」で学んでいるのをよく見かけますが、どちらを使っても間違いではありません。使いやすい方を選びましょう。なお、小さい「つ」はその後の子音を2回続けるだけでも入力できるのでぜひ覚えておきましょう。
昔は日本語入力ソフトがいくつもあり、主に、「L」で入力できるものと「X」で入力できるものに分かれていました。利用者が使いやすくするために、次第にどちらの方法でも入力できるように進化しました。そのため、LとXは流派のちがいだけなので自分が使いやすい打ち方で問題ありません。
これまでも伝えてきたように、タイピング練習をするには、ローマ字の勉強を含む基礎練習からスタートするのが鉄則です。
いきなり単語の入力練習からはじめてしまうと、指づかいやホームポジションを無視した自己流タイピングが身についてしまうおそれがあるからです。そうなると、打ちまちがいが増えて正しいタッチタイピングが身につかず、後から修正するのが大変になってしまいます。
そのため、最初は指の位置や正しいフォームを意識した基礎練習からスタートして、自分の成長にあわせて「単語→短文→長文」という流れでステップアップしていくことが重要です。
3つ目に、タイピング中の姿勢やコンディションも整えることです。
タイピング中の姿勢が悪いと、キーが打ちにくい、または手が疲れてしまうといったトラブルが起こることがあります。また姿勢が悪かったために、タイピングの癖が身についてしまうこともあります。
以下を参考にタイピング中の姿勢を意識してみましょう。
また、効率よく作業ができる環境づくりとして、以下のデスクが良いといわれています。
タイピングをする時の姿勢や環境、コンディションも重要になるので、一度見直してみましょう。
最後に、練習を継続して行うことが大切です。
タイピングは1日やそこらで劇的に上達するものではありません。練習すればするほど上達はしますが、人によっては半年、あるいは数年かけてスムーズに打てるようになることもあります。とはいえ、毎日練習を続けるのは意外と難しいものです。そのためにも、モチベーションを保つ工夫というのはカギとなります。
そこで、無理なく続けられるように、日々の練習にちょっとした工夫を加えてみましょう
日々コツコツと練習に取り組むことで、タイピングは少しずつ着実に上達します。あせらず、自分のペースで続けていきましょう。
最近は、小学生向けのタイピング練習ゲームや教材が増えています。
ここでは、低学年向け、高学年向けのおすすめゲームや英語タイピングゲーム、タブレットで遊べるゲームアプリを紹介していきます。
小学低学年(特に1・2年生)の場合、まだローマ字を習っていないこともあり、「タイピング練習」という概念自体がなじみにくいことがあります。まずは、キーボードにふれることに慣れながら、「楽しい!」「ゲームみたいに毎日やりたくなる!」と感じられるような、興味を引き出す練習方法から取り入れていくのがおすすめです。
そして、ローマ字の学習がはじまる小学3年生頃になれば、キー入力に慣れる練習や、正しい指の位置・ホームポジションの理解といった、タイピングの基礎練習に取り組んでいきましょう。
おすすめの低学年向けのゲームは以下になります。
それぞれのゲームについて紹介していきます。
Typing Land(タイピングランド)は、指の置き方から学べる子供向けの無料タイピングゲーム・アプリです。
●著者からみた小学生の難易度:1.5(最大難易度を5とした場合)
ポップな色合いや文字を打つと画面内の動物やキャラクターが動くといった子どもが楽しめるアニメーション画面が特徴です。まるでミニゲームで遊んでいる感覚で練習できるので、ローマ字やパソコン入力がまだよくわからない小学1・2年生の子供たちもあきずに楽しめます。そのため、タイピングに興味を持ってもらうきっかけづくりにもぴったり。簡単なアルファベット入力の他に数字、単語、短文、英語などこれ1つで幅広い練習ができるところも魅力です。また、アプリをダウンロードすれば、不要な広告も表示されず、オフラインでも利用できるので、安心して練習に取り組める点もおすすめポイントです。
・小さい子供も楽しめるアニメーションがあきずに楽しめる
・はじめてタイピングを学ぶ小学低学年向け
・ミニゲームで遊んでいるような感覚で楽しく練習できる(1ステージが長すぎない)
・不要な広告がなく安心
ナレッジタイピング(無料版)は、小学生向けに作られた無料のタイピング教材です。
●著者からみた小学生の難易度:1.5(最大難易度を5とした場合)
ローマ字を習っていない小学1・2年生の子供たちのために「五十音」から学べる構成になっていることや、ポップな配色と丁寧なイラスト解説で、小さな子供にもわかりやすい画面や配慮がされているのが特徴です。特に低学年〜4年生まではレベル1がおすすめ。最初は苦戦するかもしれないため必ず保護者が補助をしてあげましょう。小学3・4年生以上になると、タイピングの習熟レベルも個々で変わってくるのでお子さんの上達具合を見てレベルを変えてみるとより効果的です。
・小学低学年から練習できるメニュー構成(ただし保護者の付き添いは必須)
・ローマ字がわからない子供でも練習ができる(50音入力)
・親しみやすい画面で低学年でも迷わず操作できる
TypingClub(タイピングジャングル)は、海外で作られた無料のタイピング練習です。
●著者からみた小学生の難易度:1.5(最大難易度を5とした場合)
アルファベット1文字からゆっくり練習できるので、低学年でも無理なくスタートできます。特にタイピングが初めてで、キー入力に慣れる練習をしたい人にはぴったり。その他ローマ字・ことば・記号など、練習の内容が少しずつステップアップしていくので、成長に合わせて続けやすいのも特徴。練習メニューは全部で458種類あり、中には振り返り練習や、ステージの区切りごとでミニゲームもあるので、「勉強っぽすぎない」楽しさもポイントです。1ステージの練習時間は短めなので、低学年の場合は1日2~3ステージを目安にすると、無理なく続けられますよ。なお、最初の画面は英語表記になっていますが、日本語に切り替えることができるので英語に抵抗がある子も安心。(最初は必ず保護者の方が付き添ってあげてください。)
・キー入力になれる練習をしたい小学低学年の子供たちにおすすめ
・勉強っぽすぎず、達成感がある仕組みがあきない
・バッジ、ミニゲームが子供のやる気をアップ!
・必ず振り返り練習があるのでしっかり身につく
Playgram Typing(プレイグラムタイピング)はタイピングの基礎練習に特化した無料の小学生向けタイピング教材です。
●著者からみた小学生の難易度:1.5(最大難易度を5とした場合)
レベルアップのテンポが早く、挫折することなくあきずにどんどんステージを進めたいと思える仕組みが特徴です。ステップを追って少しずつ難易度が上がるので、小さな成功体験を積み重ねやすいのが魅力です。さらに、複雑な説明がなくても感覚的に操作できるシンプルな画面設計で、パソコンにまだ不慣れな低学年の子供も安心してスタートできます。ひらがなを学ぶ時期の低学年から、ローマ字を勉強し出す中学高学年まで幅広く対応しているので、特に小学校低〜中学年の「はじめてのタイピング練習」にぴったり。
・ローマ字がわからなくても ひらがな入力からはじめられて安心
・学校でローマ字をはじめたばかりの小学2〜4年生にもぴったり
・パソコン操作に慣れていない子供もテンポよく楽しく学べる
・説明が少なくても感覚的に操作できる シンプルなデザイン
実際に小学低学年でもプレイグラムタイピングは遊べるのか、現在、小学1年生の子供さんに自宅のタブレット(iPad)を使って「プレイグラムタイピング」を体験してもらったレビューを紹介します。
小学1年生の場合、まだローマ字の勉強もしていないため、タイピングが「楽しい」と感じて自分から進んで練習するのは難しいかもしれません。ですが、タイピングにふれるきっかけのひとつとして活用してみるのも良いでしょう。
以下の記事では、「プレイグラムタイピング」の特徴や遊び方、小学生におすすめする理由、そして練習することのメリットや様々なモードによる楽しみ方など幅広く解説しています。
「ひよこタイピング」は、有名タイピングゲームmy Typing(マイタイピング)内にある初心者向けのタイピング練習メニューです。
●著者からみた小学生の難易度:2(最大難易度を5とした場合)
「基礎編」と「習得編」の2つのテーマがあり、基本からステップアップしながら学べるのが特徴です。中でも基礎練習が豊富で低学年(小学2〜4年生)も繰り返し練習しやすいことからタイピングの導入教材としておすすめ。またタイピング上達のコツや練習のポイントを丁寧に解説したページがあります。「どうやって教えたらいいかわからない…」と悩む保護者の方にも役立つ内容なので、親子で一緒に学べる教材です。
・小学2〜4年生向けの基礎練習にぴったり
・わかりやすい解説付きで親子で一緒に楽しめる
・ホームポジションの意識づけ練習にもおすすめ
(必ずホームポジションの起点(F・J)練習が入っている)
以下の記事では、「ひよこタイピング」の魅力と遊び方や各練習メニューの紹介、クリアのポイントなど詳しく解説しています。ぜひご覧ください。
FMVキッズの「めざせ!タイピングマスター」は、富士通が運営する子供向けの無料タイピングゲームです。
●著者からみた小学生の難易度:1.5(最大難易度を5とした場合)
ホームポジションや正しい指の配置を学べる初心者向けコース(きほんコース)と、単語や文章入力練習のできるコース(じつりょくアップコース)の2種類が用意されています。中でも基本コースには、「右手人差し指」や「左手小指」など、それぞれの指づかいを一本ずつ練習できるメニューが用意されているのが特徴で、特にこれからタイピングを習いはじめる小学1〜3年生のタイピング導入教材としておすすめ。
・小学1〜3年生のタイピング導入教材としておすすめ
・キーボードの上段・中段・下段別の練習がある
・それぞれの指づかいを一本ずつ練習できる
・単語練習もあるので基本的なタッチタイピングが身につく
以下の記事では、FMVキッズ「めざせ!タイピングマスター」が子供におすすめな理由と遊び方から難易度、スコアについて、効率よく練習するためのポイントなど幅広く解説しています。
このように、小学低学年では、タイピングに興味を持ってもらうことや、正しい指の位置の理解やホームポジションの練習がとても大切になります。以下の記事では、ホームポジションと正しい指の配置についての具体的な練習方法やコツについてまとめていますのでぜひご覧ください。
以上が、小学低学年向けのおすすめのタイピング練習ゲーム&教材の紹介でした。
小学5・6年生といった高学年に入ると、ローマ字学習が終わって、実際に授業でタイピングを使う機会も増えていきます。タイピングができる人とそうでない人でここからは、小学高学年向け、または小学高学年まで練習を続けられる面白いタイピングゲームを6つ紹介します。
それぞれ紹介していきます。
e-typingは、会員登録数100万人を超えている有名な無料タイピング練習教材です。
●著者からみた小学生の難易度:4.0(最大難易度を5とした場合)
基礎から単語・文章・記号練習などメニューが豊富なので、特に、小学高学年のタイピング強化としておすすめです。また、会員登録をすると、自分の練習カルテが作れるので、成長記録を見ながら目標をもって練習ができ、タイピングをより上達したい子供たちにおすすめ。さらに、基本の指づかいを毎日日替わりで練習できる「今日の指トレ」メニューがあるので、基礎からやり直したい人はもちろん、ホームポジションの定着にも役立ちます。
・実用的な問題が多く小学高学年向け
・「正確性」を重視した練習をしたい子供たち
・スコア形式で実力をしりたい人
以下の記事では、e-typing内にある「腕試しレベルチェック」について、具体的なゲーム概要やタイピングスコアと平均レベル、実際にプレイした結果やスキルアップのコツについて紹介しています。ぜひご覧ください。
ココアの桃太郎タイピングは、「ぽけでび」というサイト内にあるRPG型のタイピングゲームです。
●著者からみた小学生の難易度:3(最大難易度を5とした場合)
最初は単キーといった簡単な入力からスタートして、ステージを進めていくと大人でも難しいレベルになります。敵とのタイピングバトルを通して経験値やゼニ(お金)を稼ぎながら、武器をパワーアップしたり、仲間を増やすことができるため、ゲーム性があって夢中になること間違いなし。ゲームで遊んでいるような感覚で自然と上達できるところも特徴です。特に小学3・4年生以上でタイピング導入からローマ字練習への橋渡しとして活用するのがおすすめ。
・タイピングの導入からローマ字練習の橋渡しとしておすすめ
・小学3・4年生からのタイピング導入のきっかけに
・ゲーム要素が強くて面白い
・経験値やお金を貯めて仲間を増やす仕組みで、練習意欲アップ!
ベネッセが運営しているマナビジョンの「無料タイピング教材」は、学生向けのタイピング練習教材です。
●著者からみた小学生の難易度:4.0(最大難易度を5とした場合)
ホームポジションや指づかいといった基礎練習だけでなく、国語や英語学習やパソコン・情報モラルといったタイピングを通してさまざまな学習ができるのが特徴です。ただタイピング練習をするのではなく、問題の内容を理解しながら入力する力も自然と身につきます。なお問題練習になると、中学生向けに作られているため、小学低学年や中学年には難しい内容になっています。小学6年生頃の子供たちにおすすめです。
・タイピングに慣れた高学年や中学準備を控える6年生向け
・「考えながらタイピングする力」を養える
・制限時間(1〜5分)を自分で設定できる
・無料で広告がないので練習に集中できる
以下の記事では、マナビジョンの「無料タイピング教材」の特徴や詳しい練習メニューの紹介と目指すべき得点の目安などタイピングがうまくなるためのコツまで幅広く解説しています。
寿司打は、子どもから大人まで幅広い年代に人気の無料タイピングゲームです。
●著者からみた小学生の難易度:3(最大難易度を5とした場合)
「回転寿司」をテーマにゲーム感覚で楽しみながら、タイピングのスピードと正確さを鍛えられるのが特徴です。小学1・2年生はローマ字をまだ習っていないため短文であっても入力に時間がかかり、楽しさより焦りが勝ちやすくて難しく感じるかもしれません。小学3・4年生になるとローマ字入力に慣れてきて、スピードも少しずつ意識しはじめるのでチャレンジするにはにちょうど良くて、小学5・6年生は本格的なタイピングスキルアップ練習としておすすめです。
・ローマ字入力にある程度慣れてきた小学3年生以上(小学1・2年生は基礎練習を!)
・ゲーム感覚で楽しく続けられる
・プレイ時間が短くて、集中して取り組める
・タイピングスピードと正確性のバランスが身につく
以下の記事では、「寿司打」ゲーム紹介や上達するためのコツ、平均記録や実際に遊んでみた結果やレビューなど細かくご紹介します。
Typing Tube(タイピングチューブ)は、YouTube動画の流れている音楽や歌がお題になった無料のタイピングゲームです。
●著者からみた小学生の難易度:4.0(最大難易度を5とした場合)
曲に合わせて、リズムに乗りながら素早く正確にタイピングすることで、タイピングスピードだけでなく、読解力や集中力も鍛えられます。歌詞には日常的な言葉から聞きなれないワードなど異なる言い回しなどがあるので練習バラエティが豊富です。小学1・2年生には「歌詞の意味が難しい」「読んでも理解できない」「早すぎてついていけない」と感じるかもしれません。また小学3・4年生の場合はゆっくりめの曲や、簡単な歌詞を選べばチャレンジができるレベルで、主に小学5・6年生の子供たちにおすすめです。もちろん、難易度や再生速度の調整も細かくできるので、小さい子供さんでも自分のペースで練習を進められます。
・特に小学5・6年生におすすめ(小学3・4年生でも工夫次第で◎)
・自分の好きなお題(曲)で楽しく練習できる
・タイピングスピードだけでなく読解力も同時に鍛えられる
・再生速度や難易度を変えながら、自分のペースで上達できる
東京こどもたいぴんぐレースは、東京都が運営する、東京にまつわる観光名所や文章を入力してゴールを目指す無料のタイピングゲームです。
●著者からみた小学生の難易度:3.0(最大難易度を5とした場合)
語句や文章は小学校中学年以上が理解しやすいものが中心になります。そのため、読みの習熟度や読解力がある程度身についている小学中学年以上の子供たちにおすすめ。友達を招待してかけっこ競争ができるなど、楽しく上達できるのも魅力のひとつ。なお、タイピングの基礎練習(ホームポジションや指づかい練習など)がないので基礎をしっかり身につけた上であそぶのがおすすめ。
・文章の読解力がある程度身につく小学中学年以降におすすめ
・友達と一緒にタイピングバトルができる
・東京の観光名所や歴史を学べる
以上が、高学年向けの楽しく練習が続けられる面白いタイピングゲームの紹介でした。
タイピング練習をするのであれば、英語タイピングも一緒にすると、キー入力に慣れるだけでなく英語の学習にもつながるのでおすすめです。
小学生からでもはじめられる英語のタイピング練習ゲームを4つ紹介します。
ナレッジタイピング(英語)
それぞれ紹介していきます。
ナレッジタイピング(英語)は、「(2)ナレッジタイピング(無料版)」の中にある英語タイピング練習です。
●著者からみた小学生の難易度:3.0(最大難易度を5とした場合)
英検5級や4級に出題されている、約800個の単語が収録されています。アルファベットや英単語、簡単な動詞がメインになるので、特に小学4・5年生以上の子供たちにおすすめ。全ての単語にイラストや発音読み上げがついているほか、スペルを非表示にできる「確認モード」が搭載されているので、英単語の学習や暗記練習としても使えます。
・小学4・5年生以上で英語に興味のある子供におすすめ
・英検5級・4級の小学生向けの単語を収録(アルファベット練習から単語や動詞)
・わかりやすいイラスト解説や文字の音声読み上げ機能つき
・スペルの非表示ができて暗記練習にもGOOD
キッズタイピストは、3歳から9歳向けの幼児教室「プラチナム学習会」が開発したタブレット専用の英語タイピングアプリです。
●著者からみた小学生の難易度:1.5(最大難易度を5とした場合)
キーボードの配列や英単語の学習ができ、かわいらしいアニメーションが特徴です。ネイティブな声優を使った音声読み上げ機能が搭載されているので、正しい英語の発音も身につける事ができるところもポイントです。またゲームモードでは全国スコアランキングに挑戦できるなど楽しく遊びの中で英語タイピングを身につけることができます。指づかいの練習としてアルファベットの入力からはじまり、比較的簡単な英単語が多いので小学低学年〜中学年頃で英語タイピングに興味を持つ子供たちにおすすめです。
・小学低学年〜3年生頃の小さい子供たちも楽しめる
・英単語が比較的かんたん
・ネイティブな音声読み上げ機能つき
・簡単な英単語だから続けやすい
e-typing 英語タイピングは、「(1)e-typing」の英語版です。
●著者からみた小学生の難易度:4.5(最大難易度を5とした場合)
中学生から高校生向けの英単語が多く、「授業ではもの足りない!」「英語学習をもっと極めたい」といった小学高学年の子供におすすめ。ITやビジネス、新聞、旅行やショッピングなど日常遣いのできるフレーズや実践的な英語まで学ぶことができます。ローマ字版と同じく「腕試しレベルチェック」や「カルテ」といったメニューや機能があるので自分の成果をしっかり残すことができます。さらにお試し公開されている「今月のタイピング(β)」では、音声読み上げ機能がついているのでリスニングスキルや英語スペルも身につけることができます。
・英語を積極的に勉強していきたい小学高学年の子供たち向け
・英単語の練習メニューが豊富
・実用的な英単語・英文タイピング練習ができる
・タイピングだけでなくリスニング力もアップ
ベネッセ マナビジョン「英語入力」「英語問題」は、(3)マナビジョン「無料タイピング教材」 内にある無料の英語練習メニューです。
●著者からみた小学生の難易度:4.5(最大難易度を5とした場合)
「英語入力」では表示された英文をタイピングすることで、正しい指づかいを学びながら、英語の文章構造やスペルに慣れることができます。また「英語問題」では英語の並び替え、穴埋め、動詞変化などの問題にタイピングで回答する形式になります。内容は中学生レベルにはなりますが、もっと英語を勉強したい、中学英語を先取り学習しておきたいといった小学高学年の子供たちにおすすめです。
・小学高学年以上の子供たち向け(中学英語の先取り学習にも◎)
・タイピング練習の中で文法構造やスペルが学べる
・英文タイピングを勉強したい人におすすめ
・考えながらタイピングする力が身につく
以上が、小学生からはじめられる英語タイピング練習ゲームの紹介でした。
「家にパソコンはないけどタブレットならある」といった人に、外付けキーボードがあればタブレットで遊べるタイピングゲームもあります。ここではタブレットで遊べる小学生向けのタイピングアプリを3つ紹介します。
それぞれのアプリを紹介していきます。
Typing Land(タイピングランド) は、パソコンだけでなくタブレット専用アプリもある無料のタイピングアプリです。
「ミッション」といったストーリーで進める構成が特徴です。単調になりがちなタイピング練習も、ゲーム性のある仕組みのおかげで、小学生でもあきずに継続しやすいです。特に、はじめてタイピングに挑戦する子やゲームが好きな子、あきやすい子なども楽しく続けられるのでおすすめです。
動物タイピング・ライトは、5〜10歳向けに作られた無料タイピングアプリです。
表示された文字をタイピングしていくシンプルなゲームですが、タイピングスキルに応じて(速く入力すればするほど)ウサギやウマなど速く走る動物を手に入れることができます。入力する文字に合わせて正しい指の位置を教えてくれるガイド表示がついているので、小さい子供もホームポジションや指づかいを自然に習得できます。アプリは、iPad、Androidタブレット、Windowsタブレット端末に対応しています。
以上が、小学生向けのタブレット専用タイピングアプリの紹介でした。
ここまでは、タイピング練習の方法として「タイピングゲーム」を紹介してきましたが、ゲーム以外にも効果的な練習方法があります。
1つ目は、小学生向けのパソコン教室に通ってタイピングを教えてもらう方法です。
パソコン教室では、「パソコンって何?」という超初心者の子供も、パソコンの基本操作やタイピングの練習方法など丁寧に教えてもらえます。さらに教室によっては、Word・Excel・PowerPointといったオフィスソフトの操作方法や、プログラミング・プレゼンテーションスキルまで幅広く学べるのも魅力です。学校ではなかなかじっくり教えてもらえないような内容も学ぶことができるため、パソコンを使いこなす力が身につき、情報活用能力の土台づくりにも役立ちます。
2つ目に、パソコンを使った練習ではなくおもちゃパソコンやその他のおもちゃなどを使った練習もおすすめです。
おもちゃパソコンは、幼児〜小学生向けに作られた知育玩具のことで、本物のパソコンと同じようにキーボードやマウスがついているのが特徴です。遊びの中で、タイピングやマウス操作などパソコンの基本的なあつかい方を自然に学ぶことができるうえに、学習メニューも豊富で知育要素も充実しています。最近はどのおもちゃパソコンにもタイピング練習機能が搭載されています。また人気キャラクターとコラボしたモデルも多く、子供の興味を引きやすいのもポイントです。
以下の記事では、おもちゃのパソコンのメリット・デメリット、年齢別におすすめの商品や選び方のポイントに至るまで、幅広く解説しています。ぜひご覧ください。
特に、小学低学年の場合はローマ字を学んでおらず、「練習」という概念がまだなじみにくいと思います。まずは子供がキーボードをさわって、ゲーム感覚で「楽しい」「ゲームのように毎日遊びたくなる」といったタイピングに興味をもてる方法から取り入れていくといいでしょう。
タイピング練習を続けていると、「自分がどれくらい上達できたのか知りたい」「タイピングで何かに挑戦してみたい」と思う時がでてくると思います。そんなときにおすすめなのが、今の自分のスキルを腕試しのできるゲームで実力を確認してみる方法や、タイピング検定やコンテストに挑戦してみることです。
一番手軽に成果を確認する方法として、今の自分のタイピングスキルを分析してくれるゲームを活用してみることです。
小学生でも力試しのできる有名ゲームを3つ紹介します。
腕試しができるゲームは、自分のタイピングの傾向や苦手なキーなどを理解するきっかけにもなります。いつもの練習とは別で定期的に行うといいでしょう。また診断結果をメモなどに残しておくと自分の上達を実感できてモチベーションアップにもつながりますよ。(なお「e-typing」は記録を登録できる機能があるのでおすすめ)
タイピング検定では、自分のタイピングスキルや速さを客観的に評価してくれるので、練習の成果を知りたい人におすすめです。
また単に自分のタイピングレベルを知れるだけでなく、検定に合格することで、「資格」としてスキルを証明できるので、将来の就職活動や進学する際のアピールになるといったメリットがあります。タイピング練習の成果を形にしたい子には、ぜひおすすめしたい方法です。
以下の記事では、タイピング検定の種類や選び方についての記事と、有名な検定(タイピング技能検定イータイピングマスター)の具体的な解説をまとめています。ぜひご覧ください。
タイピングの大会やコンテストに挑戦するのも、日々の練習の成果を試す良い機会です。
最近は、パソコンメーカーやスクール、教育機関などが主催するタイピングイベントが増えており、オンラインで参加できるものもたくさんあります。特にタイピング大会などは順位やスコアが明確に表示されるので、自分の成長を実感しやすく、タイピングの自信にもつながりますよ。大会によっては上位に入賞した人には賞品や特典が用意されていることもあり、練習モチベーションアップにもつながります。まずは気軽に参加できるものから、チャレンジしてみると良いでしょう。
以上が、小学生で練習の成果を確認したい子供におすすめの方法でした。
タイピング練習をスムーズに進めるためには、子供にあったパソコンやキーボードを選ぶことも大切です。ここでは、小学生に適したキーボードのサイズや選ぶ際のポイントを紹介します。
小学生が使うパソコンやタブレットは、サイズ・重さ・あつかいやすさがとても重要です。できれば、自宅学習や学校のオンライン学習にも対応できるものを選びたいところです。
選ぶ際には、以下のポイントを参考にしてみてください。
なお、タブレットでタイピング練習をしたい人は、物理キーボードが使える機種を選ぶのがベストです。タッチ操作だけではタイピング練習には不向きなので、キーボードをUSBやBluetoothで接続できるモデルか、セットになっているタイプを選びましょう。
小学生の手は大人に比べて小さく、標準キーボードでは指が届かない場合があります。無理に大きすぎるキーボードを使っていると、手の動きが不自然になることや、正しく打てないといったことが原因で練習が続かなくなってしまうこともあります。
以下のポイントを参考にコンパクトなサイズのキーボードに変えてみましょう。
タイピングは、小学生のうちに身につけておくことで、情報活用能力(ICTリテラシー)の基礎が身につくことや、思考力・表現力が高まって学びの質を高めてくれるなど、早くから練習をはじめてスキルを習得しておくことのメリットが多く、社会人になっても役立ちます。
最近では、学年が上がるにつれて、調べ学習や資料作成など、パソコンを使う機会が増えています。その中でタイピングがスムーズにできることは、小学生の子供たちの勉強意欲アップにもつながります。
具体的なタイピング練習方法として、小学低学年の場合は、ゲーム感覚でキー入力に慣れる練習や指づかいやホームポジション練習をメインに、徐々にレベルをあげていくことで、自然とスキルが身につきます。また高学年になると、タイピングスピードや正確性の練習だけでなく、タイピングバトルや大会への挑戦など、モチベーションを高めながら続けられる方法を取り入れるのも効果的です。
これからタイピング学習をはじめるきっかけとして、タイピングゲームだけでなく、パソコン教室に通ってみる、おもちゃパソコンで練習するなどの方法もおすすめです。
さらに、タイピング練習といっても、ローマ字入力だけでなく、英語タイピングやタブレット向けのアプリなど、さまざまな教材やゲームがあります。小学校の学年があがるごとに興味やレベルも変化してきますので、学年があがっていくのに合わせて使い分けてみるとよいでしょう。
特に、これから始める子供には、最初はゆっくりでも「正しい指づかい」と「ホームポジションの習得」という基礎をしっかり身につけておくことで、自然とタイピングスピードも向上していくことを覚えておきましょう。
「もう少し大きくなってからでもいいかな?」と迷っているなら、今こそタイピング練習を始めるチャンスです。何よりも、小学生のタイピング練習は、「無理なく」「楽しく」続けることが大切です。「いつの間にかタイピングが得意になっていた!」と自信を持てるように、今回紹介したゲームや方法を参考に、今のうちから楽しく練習をスタートさせましょう。
今回は、小学生におすすめタイピング練習方法について幅広く解説をしました。タイピングスキルのタイピングの上達には基礎練習だけでなく、おさえておきたいポイントや、日々の工夫も大切です。
以下では、タイピングに関するお役立ち記事をまとめていますので、あわせてご覧ください。
メディアライター兼「ぱそメモkids」運営者
エンタメ会社で広報を経験し、現在は株式会社セナネットワークスでメディアライター兼広報として勤務。同社では2021年にNintendo Switch初のタイピングゲーム「タイピングクエスト」を開発・発売。プログラミング・システム開発を事業とする企業として、プログラミング教育の更なる普及への貢献の思いでオウンドメディア運営をスタート。
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