タイピング
FMVキッズ「めざせ!タイピングマスター」を体験!子供におすすめな理由を解説
タイピング
「これからお子さんにタイピングを学ばせたいけど何からはじめたらいいのかわからない」
「タイピングゲームは上級者向けばかりで初心者でも楽しくできるか不安」
「ミスが多く初心に戻って基本から練習したいけど難しそう…」
このように、タイピングを身につけることは難しいと考えていませんか?
そんなことはありません。タイピングは誰でも練習すれば必ず上達できます。特にタイピングをこれから始めようと考えているけどどんなゲームがいいかわからない、または初心に戻ってタイピングの基本を学び直したいと思っている人には「ひよこタイピング」がおすすめです。
ひよこタイピングとは、無料タイピング練習サイト「マイタイピング」の中にある練習メニューの1つで、タッチタイピングの基本でもあるホームポジションや指の位置を覚える練習など、初心者向けの17の練習メニューが豊富にそろっています。
今回は、基礎練習に特化した超初心者におすすめのタイピングゲーム「ひよこタイピング」の魅力と遊び方や各練習メニューの紹介、クリアのポイントなど詳しく解説していきます。この記事を最後まで読んでいただくと、ホームポジションをはじめとするタイピングの基礎から正しく練習することができ、タッチタイピングができるようになるまでのスキルを身につけることができるようになりますので、ぜひ参考にしてみてください。
それでは早速紹介していきます!
2−2.ホームポジションやキー(指の位置)のタイピング練習が豊富
2−3.どの練習にもホームポジションの起点(F・J)が入っている
3.基礎からから学べる初心者向け「ひよこのタイピング練習」のはじめ方
7.ひよこのタイピング練習クリア後は「マイタイピング」の他のゲームで練習を!
7−2.【公式】今週のタイピング練習(簡単短文・短文・長文)
「ひよこタイピング」とは、my Typing(マイタイピング)が運営する初心者向けのタイピング練習メニューです。正式な名称は「ひよこでも出来るタイピング練習講座」といいます。「ひよこタイピング」という名前でよく知られていますが、実は「myTIping(マイタイピング)」と呼ばれる無料のタイピングゲームサイトの中にある練習メニューです。myTIpingと同じゲームということを意外と知らない人が多いので、ぜひこの機会に覚えておきましょう!
ひよこタイピングでは、1〜11番までの「基礎編」と12〜17番までの「習得編」の大きく2つの練習テーマが用意されています。表示された文字をタイピングするシンプルなルールですが、どの練習問題にも「F」と「J」のホームポジションの起点キー問題が入っていることや、問題の難易度もやさしくかんたんなところが特徴で、タイピングの基本でもあるホームポジション練習をしたいタイピング初心者にぴったりのゲームです。
ゲーム内容はかんたんで、表示された文字を見て同じようにタイピングするゲームです。詳しい操作の説明は「3−1.動作環境とプレイ方法」で紹介しています。
なおひよこタイピングは2023年4月15日に新しくリニューアルされました。過去の練習メニューも残っているので遊ぶことができます。(▶参考:「旧ひよこでも出来るタイピング練習講座」はこちら)
ひよこタイピング以外にも、myTIpingには公式や一般の人が作ったタイピングゲームが、193821本以上も用意されています。ひよこタイピングで基礎を学んだ後の力試しとして活用してみるといいでしょう。
ひよこタイピングの料金は無料です。
インターネットの通信料や電気代などはかかりますが、プレイ自体のお金はかかりません。
ひよこタイピングをプレイすることのメリットはいくつかあります。
プレイするメリットについて詳しく解説していきます。
何事も練習をはじめる(または練習をお子さんにさせる)には、本人が飽きずに楽しめる要素がないとはじめるのは難しいです。そのためタイピング初心者がこれからタイピングをはじめる最初の練習では、楽しく遊びの中で身につけることができるタイピング練習やゲームを選ぶことが大切です。
その中でも、ひよこタイピングは難易度はやさしめの問題であることや、タッチタイピングの基本でもあるホームポジションだけでなく基本の練習メニューが豊富にそろっていて、飽きずに楽しめる点から、子供やタイピング初心者にはおすすめのゲームです。
また最近では、学校でもひよこタイピングをおすすめしていることを知っていますか?
・参照サイト:「秋田市立中通小学校-タイピング練習講座 - Fureai-cloud」
秋田市立中通小学校では、学校サイト内にひよこでも出来るタイピング練習講座ページがあります。そのほかにもmyTIpingゲームもいくつか掲載されていて、いつでも遊ぶことができます。
このように、ひよこタイピングは小学生といったタイピング超初心者でも遊べるタイピングゲームとして紹介されています。小学校中・高学年以上になると授業でタイピングを使う機会が増えてくるため、タイピングに慣れさせておくためにも先取り学習としてひよこタイピングを活用をしているようです。
問題文章が難しすぎると、問題文を読解することに時間がかかり、タイピングに集中できなくなる可能性があります。その点、ひよこタイピングは、超初心者向けのタイピングゲームということもあり単語や問題文がかんたんでわかりやすいものが多いため、小学生などの小さいお子さんでも練習を続けることができるところがメリットです。
なおひよこタイピングを含めた「myTIping」では、どのゲームも5段階の難易度表示があります。
▶参考:「myTIping」内の5段階の難易度表示
プレイ前に難易度はどれくらいか確認をしてみましょう。
以上が、ひよこタイピングをプレイすることのメリットの紹介でした。
超初心者でも楽しめるひよこタイピングですが、特に以下のようなお悩みを持っている人にはぴったりのゲームです。
こういったタイピング初心者はもちろん、もう一度学び直したいと思っている人にもぴったりのゲームです。
反対にタイピングの基礎はできている人や、ある程度慣れてきた人には少し物足らなく感じることもあるかもしれませんがそんなことはありません!タイピング練習前の指ならしや振り返りとして活用もできるので振り返り練習として活用してみはいかがでしょうか?
ひよこタイピングは初心者向けと書きましたが、なぜおすすめなのか、その理由は3つあります。
この3つの理由について詳しく解説します。
まず、1つ目に、わかりやすい解説があることです。
ひよこタイピングには、ページ内にホームポジションやタイピングでおさえておきたいポイントを簡単にまとめた解説が書かれています。
▶参考:実際の「ひよこタイピング」ページ内の解説
解説では、タイピングに必要な3つの鉄則やゲームに必要な入力モードの説明、タイピング練習のコツなどを、図をつかって、かんたんでわかりやすく書かれています。
▶参考:ゲーム中の画面内に表示されるヒントや解説
またプレイ中は問題文の下に緑の文字でヒントや解説が書かれていることもあります。
わかりやすい解説があるとタイピングのコツを把握して理解するスピードがはやくなるので、やみくもに練習するよりも効率よく基本タイピングを身につけることができます。
2つ目に、ひよこタイピングの練習メニューでは「ホームポジション」や「キー位置(指の位置)」をしっかりと身につけることができるように工夫がされている点です。
ひよこタイピングでは、キーボードを見ずにタイピングするタッチタイピングの習得にかならず必要な、ホームポジションを意識づけさせるための練習メニューがあります。またマイタイピング内では、一般の人が作ったホームポジション練習もたくさん作られています。マイタイピング内のゲームはひよこタイピングをマスターした後の次のステップとして遊んでみるといいでしょう。自ずとタイピングスキルも上がってきます。
3つ目に、ひよこタイピング内の練習メニューは全てホームポジションの起点でもある「F」「J」キーの問題が必ずあることです。
ホームポジションを学ぶときにまず一番初めに習うのが「F」や「J」のキーになります。
この「F」や「J」のキーはタッチタイピングの基本でもあるホームポジションをマスターするときに必要な目印となります。どのタイピングゲームでも、このキーをまずは練習することが多いですが、ひよこタイピングでは全ての練習メニュー内に入っているのでホームポジション練習がしっかりできます。
以上が、ひよこタイピングが初心者におすすめである理由の解説でした。
これからひよこタイピングをプレイする人に、練習のはじめ方についてわかりやすく解説していきます。
まずは、ひよこタイピングをプレイするにあたって必要な動作環境や遊び方について解説していきます。
ひよこタイピングでは、以下のパソコンやタブレットなどで遊ぶことができます。
・Windows
・Chrome OS
・Mac (JISキーボードのみ対応)
・iPad・Androidタブレット (Bluetoothキーボードが必要)
・ iPhone・Android (アプリを使用してのフリック入力の練習)
※動作を保証するものではございません。
※古いブラウザをお使いの場合は動かないことがあります。
公式サイトによると、古いブラウザやパソコンでは利用できない場合があるとのことなので注意が必要です。
ひよこタイピングではプレイをはじめる前にいくつか操作が必要です。実際に、プレイをはじめるまでの流れについて画像を使って紹介します。
まずひよこタイピングメニューの中からプレイしたい練習メニューを選択します。
練習ゲームのタイトル画面が出るので、「スタートボタン」を押します。
ひよこタイピングの場合、プレイ前にも簡単なゲーム解説が入ります。
どんな練習なのか、下にはこのゲームの合格ラインについても書かれているので一緒に確認しておきましょう。確認できたらマウスをつかって「練習開始」ボタンをクリックしてください。
最後に、ゲームの注意書きがあります。画像にもあるように、日本語入力モードになっていないか確認をしてみましょう。ひよこタイピングページ内には自分のキーボードがどんな入力モードなのかチェックできるページも用意されています。くわしくは、「3−2.入力モードのチェック方法」で紹介しています。
ひよこタイピングのプレイ画面や使い方についても説明します。
▶参考:実際の「ひよこのタイピング練習」のゲーム内のプレイ画面
プレイ中も細かく設定ができるようになっています。自分の遊びやすい設定を変えてみましょう。
よくパソコンキーボードの入力モードをかな入力にしておらず、プレイできないといったことがあります。それを防ぐために、ひよこタイピングでは自分のパソコンキーボードが正しい入力モードになっているのかチェックしてくれる機能があります。
▶参考:入力モードの確認ページ
入力モードの確認は、マイタイピングの「ローマ字入力モードの確認と切り替え」をご覧ください。
「半角/全角キー」を押して日本語入力モードにした後、(1)の入力ボックスに「あ(「a」または「ち」)」のキーを入力します。そこで表示された文字が「あ」と表示されれば日本語入力モードに切り替わっている証拠です。
▶参考:入力モードのチェック内容
そのほかの場合もあわせて確認しておきましょう。
もし、今のキーボードが正しい入力モードになっているか不安な人はこのページでチェックしてみましょう。
ひよこタイピングでは、ゲームプレイ後に自分の成績を見ることができます。ここでは結果画面やスコアについて解説していきます。
▶参考:プレイ後の結果画面
タイピングできた数、問題数などの結果を数字でみられるだけでなく、「詳細結果」では、問題文それぞれのタイピングにかかった時間や速度、正解率・ミス数などもみることができます。(この機能はどちらかというとタイピングがある程度できる人でもっと上達をしたい人向けの機能ですので必ずみる必要はありません。)
ひよこタイピングでは、プレイ中の音声や問題文の表示内容・ローマ字の入力制限など細かく設定ができます。
▶参考:実際の「設定画面」
設定できる内容は、以下の通りです。
以上が、基礎からから学べる初心者向け「ひよこのタイピング練習」のはじめ方の解説でした。
ここからは実際にひよこタイピング(ひよこでも出来るタイピング練習講座)の練習メニューについて解説します。練習メニューには「基礎編」と「習得編」の大きく2つのテーマがあります。今回は、リニューアル後の練習メニューの「基礎編」について紹介します。
基礎編では、以下の11個の練習メニューが用意されています。
ではこれらの練習メニューを1つずつくわしく解説していきます。
練習1では、ホームポジション練習として、「F」と「J」のホームポジションの起点キーを練習できます。
主にホームポジションの起点でもある「F」と「J」のキーをメインに14問、22タイピング分が出題されます。画面に表示されている「キーの位置」と「使う指」を参考にタイピングをしてみましょう。
2つ目の練習2【あ行】は、「あいうえお」のあ行の練習ができるメニューです。
最初と最後に「F」と「J」のホームポジションの起点キーが出るので、しっかりホームポジションに戻る意識をつけていきましょう。ひよこタイピング難易度は「1.5」です。
次の練習3【か~さ行】では、「か行」と「さ行」の練習ができるメニューです。
「か行」は右手人差し指(K)を、「さ行」は左手薬指(S)でタイピングを行います。
「か(KA)」「き(KI)」「く(KU)」「け(KE)」「こ(K0)」など1字ずつもあれば、「かきくけこ(KAKIKUKEKO)」のようにか行全てが出ることもあります。なるべくキーを見ずにタイピングできることを意識しましょう。
練習4【あ~さ行の単語】では、ここまでやってきた応用練習として「あ行」「か行」「さ行」を使った2文字の単語が登場します。
2文字の単語が多いですが、タイピングをする範囲も広く最初は混乱するかと思います。焦らず正確なタイピングをする意識を持って練習を続けましょう。もしクリアできなかった場合はまだしっかりと指に覚えさせられていない証拠なので一つ前のメニューに戻って練習をしましょう。
次の練習5【た~な行】では、「た行」と「な行」の練習ができるメニューです。
「た行」は左手人差し指(T)、「な行」は右手人差し指(N)と、ホームポジションの「F」と「J」と同じ指をつかいます。比較的タイピングしやすいキーですが指を間違えずにタイピングできることを意識しましょう。
次の練習6【た~な行の単語】では、「た行」「な行」を使った単語が出題されます。
これまで、練習4のあ〜さ行の単語問題の時は2文字でしたが、筆者がこちらのた〜な行の単語をプレイした時は3文字の単語も登場していました。
次の練習7【は~ま行】は、「は行」と「ま行」の練習ができるメニューです。
「は行」と「ま行」どちらも右手人差し指(HとM)のため、右手の指をよく使います。特に、は行の「H」は間違って反対の人差し指で入力しがちです。しっかりと左手人差し指でタイピングできているか意識しながら練習をしましょう。
次の練習8【は~ま行の単語】は、「は行」「ま行」を使った2〜3字ほどの単語が出題されます。
先ほども書いた注意点(Hを左人差し指でタイピングしてしまっていないか)を意識しながら、正しい指の位置とキーで入力できるようにしましょう。
次の練習9【や~わ行】は、「や行」「ら行」「わ行」の練習ができるメニューです。
や行は右手人差し指(Y)、ら行は左手人差し指(R)、わ行は左手薬指(W)をメインに使います。特に左手薬指を使う「わ行」は打ちにくいキーとなっているので注意が必要です。
次の練習10【や~わ行の単語】は、「や行」「ら行」「わ行」を使った2〜3字ほどの単語が出題されます。
先ほどの注意点を意識して練習しましょう。もしできない場合は1つ前に戻って練習してから再挑戦をするようにしましょう。
練習11【五十音まとめ】とは、これまで練習してきた、「あ〜わ行」の文字を使った単語が登場する、基礎編最後の問題です。
これまでの練習と比べて問題範囲も広いので、同じ難易度1.5でもやや難しい印象です。まずは時間を気にせずミスなくタイピングができることを目指しましょう。
初心者はまずこの「基礎編」全クリアを目指して練習を続けていきましょう。
以上が、「ひよこのタイピング練習-基礎編」のゲーム紹介でした。
ローマ字タイピングでは、五十音だけではありません。「が・ぎ・ぐ・げ・ご」のような濁点がついたひらがな(濁音)や「ちゃ・ちゅ・ちょ」といった小さい文字が入ったひらがな(拗音)があります。
ひよこタイピングでは、この濁音や拗音練習のできる「習得編」が3種類と、総まとめ練習2つの合計5種類のメニューが用意されています。基礎編でホームポジションや五十音をしっかりと身につけることができたら、つぎに「習得編」へ進みましょう。
まず「練習12【濁音(だくおん)】」です。
濁音練習では「が行・ざ行・だ行・ば行」の濁音や「ぱ・ぴ・ぷ・ぺ・ぽ」の半濁音、「―(伸ばし棒)」、「っ(促音)」が登場します。
これまでの基礎編より練習範囲が広く、問題数も多いです。これまで触ってきていない一番上の段のキー(伸ばし棒)が入ってくるので小さいお子さんだと指が届かない、難しいと感じる場合があります。落ち着いてタイピングすれば必ず合格できるのであせらずゆっくりでも正確にタイピングする意識を持ちましょう。
次の練習13【濁音の単語】では、濁音練習で習った濁音、半濁音、伸ばし棒、「っ(促音)」を使った単語が登場します。
聞き慣れた単語が多く出るので、しっかり指の位置やキーを覚えておけば意外と簡単にできます。
もちろん人によっては苦手なキーや指があるので難しいと感じる人もいます。そういった人は結果画面の「ミスのみ再挑戦」などをつかって特訓をしてみましょう。
練習14【拗音(ようおん)】では、「きゃ・しゃ・ちゃ・にゃ・ぎゃ・じゃ・びゃ」といった拗音(ようおん)練習があります。
1回で入力するキーの数が増えることや、「y・u・o」が多くでるので苦手なキーがあると難しく感じます。慣れていけばスムーズにタイピングができるようになるので根気良く続けていきましょう。
次の練習15【拗音の単語】は、14で練習した拗音を使った単語練習になります。
実際にプレイすると、拗音以外にも「っ(促音)」や「―」などもあったので次の応用編と同じ難易度になります。
練習16【まとめ1】では、総まとめ第一弾として、これまで練習してきた文字を使った3~5文字の単語がでてきます。これまでの成果をここで力試しをしてみましょう。
最後の練習17【まとめ2】では、総まとめ第二弾として4~5文字の単語が登場します。
習得編で習った濁音や拗音などもたくさん入った内容なので難易度は高めです。ここで合格できれば、タイピングも一人前といえます。
難易度:1.5
問題数:38問( 757キー)
合格条件:147秒以内 、正誤率:90%以上
このように、ひよこタイピングでは超初級向けの「基礎編」から応用した「習得編」まで細かくメニューが用意されているのがわかりますよね。これからタイピングを始める人は練習1からはじめましょう。ある程度タイピングができる人は習得編から練習をはじめてもOKです。皆さんのタイピングレベルや状況にあわせて練習メニューを選びましょう。
以上が、「ひよこのタイピング練習メニュー【習得編】」の紹介でした。
ひよこタイピングの練習メニューには上達するために必要な「合格条件」というものがあります。タイピング結果が合格条件を超えないと合格とはされません。無視して次の練習メニューに行ったとしてもタイピングは上達できないのでしっかり合格できるようになりましょう。
そこで、ひよこタイピングの練習メニューをクリアするためのポイントについても紹介します。 クリアするためのポイントは以下の4つです。
クリアポイントについてそれぞれ詳しく解説していきます。
まず1つ目に、ホームポジションの起点(FとJ)を指に覚えさせることです。
タッチタイピンの基本でもあるホームポジションですが、その目印となるのが左手人差し指で押す「F」キーと、右手人差し指で押す「J」キーです。これをしっかりと指に覚えさせましょう。
F・Jのキーに左右の人差し指を置き、それを起点に、中指、薬指、小指と指を置くことで正しいホームポジションを取ることができます。またF・Jのキーの場所に丸いポッチや点字のようなものがついているキーボードを選ぶと良いでしょう。
2つ目に、正しい指の位置を指におぼえさせることです。
ひよこタイピングでは、それぞれの練習メニューで合格条件を「正誤率90%」といった決まりがあります。そのためタイピングの「正確性」がどれだけ高いかが鍵となります。また一定数のミスがあると不合格になります。
そこで大切なのが正しい指の位置やキーの位置を覚え込ませることです。指やキーの位置を自己流でタイピングしていると、かえってミスが増えたり、スピードが上がらないといったことが起きてしまいます。これからタイピングを学ぶ人は必ず正しい指の位置とキーの位置を使ったタイピングを心がけましょう。
3つ目に、ひよこタイピングでも推奨しているタイピングが、なるべく見ないでタイピングです。
強引なやり方かもしれませんが、キーボードを見ないように意識をかえるだけで効果がでるスピードも早くなります。タイピング練習をはじめてすぐは難しいので、すこし慣れてきたころに、ノールック(見ずに)タイピングをしてみましょう。このとき、あせらず正しい指の位置を意識することも忘れないようにしましょう。どうしても焦ってしまって自己流タイピングがクセついてしまうことがあるので注意しましょう。
最後に、なるべくスムーズにタイピングできるようにスピードを上げる練習が必要です。
ひよこタイピングのもう1つの合格条件として、決められた時間内でタイピングするといったルールがあります。せっかく正確にタイピングができていても、決められた時間までに終わらなければ不合格となってしまいます。正確なタイピングができるようになったら速さを出せるよう練習してみましょう。タイピング速度は自転車の練習と同じで、練習を続けていけば自然と身につけることができます。
ひよこのタイピング練習をクリアできた後は、マイタイピング内のゲームにもチャレンジしてみましょう。今回は基礎・習得編をクリアした人向けに、公式サイトや一般の人が作ったおすすめタイピング練習ゲームを7つ紹介します。
(画像は「2024年2月のタイピング診断」)
タイピング診断とは、マイタイピング公式が作成しているゲームでタイピングの実力を診断できます。問題数は30問、基本的なキーを全て打てるようバランスよく作られたタイピングゲームです。お題によっては単語から長めの文章もでてきます。なおタイピング診断は、2018年4月から毎月更新されています。
2つ目も、公式が作ったゲームで「今週のタイピング練習」になります。「単語・簡単短文・短文・長文」の4種類あり、毎週火曜に新たな問題が追加されていきます。それぞれの練習メニューの内容と実際にでてきた問題文を紹介します。
まずは、「単語」練習です。毎週月曜日に新しいテーマの問題が追加されていきます。過去の問題もプレイすることができます。
実際に登場した問題は以下になります。
ひよこタイピングで出題される問題は毎回同じため、新しい単語でタイピング練習をしたい人には、マイタイピングの週替わりの単語練習がおすすめです。
「簡単短文」は特に超初心者におすすめの練習です。簡単な短文が問題数は30問用意されています。どれもその時のテーマにあわせた文章が週替わりで出題されます。
実際に登場した問題は以下になります。
【テーマ:野菜】
・シャキシャキレタスの新鮮サラダ(SYAKISYAKIRETASUNOSINSENSARADA)
・色とりどりの緑黄色野菜(IROTORIDORINORYOKUOSYOKUYASAI)
・ホクホクのかぼちゃコロッケ(HOKUHOKUNOKABOTYAKOROKKE)
・野菜の皮まで余さず使い切る(YASAINOKAWAMADEAMASAZUTUKSIKIRU)
引用:今週のタイピング練習308-簡単短文 より
「シャキシャキ」「ほくほく」など連続することばがでてくるのでタイピングもしやすく難易度も低いのでひよこタイピングをクリアできたばかりの人にはおすすめの練習ゲームでもあります。
短文では、「簡単短文」よりもやや難しく、句読点や英数字記号を含む短文が出てきます。
実際に登場した問題は以下になります。
【テーマ:野菜】
・ポテトチップスは野菜だと言い張る姉。
(POTETOTHIPPUSUHAYASAIDATOIIHARUANE。)
・今年も田舎から大量の野菜が届いた。
(KOTOSIMOINAKAKARATAIRYOUNOYASAIGATODOITA。)
・@100円のキャベツをカゴに入れる。
(@100ENNNOKYABETUWOKAGONIIRERU。)
引用:今週のタイピング練習308-短文 より
問題文にもあるように、短文では「。」「@」「100」など読点や数字・記号なども登場するため難易度が上がります。
週替わりのメニューでは「長文」タイプも用意されています。一般的な記号や英数字も時々でてくる高難易度のタイピング練習のため初心者にはおすすめではありません。ゆくゆく上達していった先で挑戦してみましょう。
実際にどれくらい長いのか問題文を紹介します。
【テーマ:野菜】
平均価格@20円で売られているモヤシは、節約には欠かせない野菜です。モヤシは安価なだけではなく、さまざまな栄養が含まれています。例えば、むくみを解消するカリウム、疲労回復に効果があるアスパラギン酸、整腸効果のある食物繊維などを摂ることができます。安くて栄養満点のモヤシは、良いことづくめの野菜と言えそうです。当サイトは、生産者と消費者を直に繋ぎ、新鮮で美味しい食材はもちろん、市場に出回らない珍品や限定品をお届けする通販サイトです。出品希望の生産者様は利用規約を一読の上、yasai@example.netまでご連絡をお願いします。この度、当店では開業10周年を記念して、特別セールを開催いたします。旬の野菜、生鮮食品、日用品など、ありとあらゆるものを特別価格にて販売いたします。また、会員様限定の特別タイムセールもございますので、皆様お誘い合わせの上、ぜひお越しください。人参のヘタや玉ねぎの皮、カボチャのワタなどのいわゆる野菜くず。捨ててしまう人も多いと思いますが、実は野菜の皮やワタには栄養がたくさん含まれているのです。それらの野菜くずをよく洗って、弱火でコトコト煮込むと、栄養たっぷりの野菜出汁に変身しちゃいます。
引用:今週のタイピング練習308-長文 より
紹介した問題文のように文字量がこれまでよりもかなり増えるのでタイピング上級者向けのゲームです。長文練習の前にまずは短文や単語で余裕のあるくらいタイピングができるようにしてからの挑戦がよいでしょう。
「歌詞タイピング」は、公式ではなく一般の人が作成しているゲームで、名前の通り、音楽の歌詞を使ったタイピング練習になります。好きな歌詞を使って長文練習ができ、マイタイピング内でも人気のゲームです。
その中でもおすすめの歌詞タイピングは以下になります。
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自分が知っている(または好きな)曲の歌詞が出題されるので、次の問題にどんな文章が出るのかもイメージでき、スムーズにタイピングができます。また歌いながら声に出してタイピングすることも練習には効果的です。最新曲から名曲までさまざまな曲が揃っています。
「実践タイピング練習」は、マイタイピング公式が作成した合格基準がある短文タイピング練習ゲームで、ひよこタイピングの時よりもすこし長めの文字数や文章が出ます。短文から句読点、かぎかっこ()、「?!」などの記号を含めた、7つの練習メニューが用意されています。実践的なタイピング練習としてもおすすめです。
実際に出題された問題は以下です。
・入り口はあちらです(IRIGUTIHAATIRADESU)
・ありのままを伝える(ARINOMAMAWOTUTAERU)
・今はこれが儲かる(IMAHAKOREGAMOUKARU)
・重い扉を開ける(OMOITOBIRAWOAKERU)
・大は小をかねる(DAIHASYOUWOKANERU)
引用:実践タイピング練習-短文編1 (短文1) より
内容によっては長い文章が出ることもあります。長文に慣れておけば、ほかの短文や長文ゲームで遊ぶ時にスムーズにタイピングができるようになります。
「タイピング練習-基礎編」は、マイタイピング公式が作成しているタイピングの基礎練習です。キーボードの配列順や右手・左手別などわけて練習することができます。練習メニューは9個用意されています。
ひよこのタイピングと同じ名前ですが、こちらは一般の方が作成したタイピングゲームになります。可愛らしいひよこのイラストが目印のゲームで、60秒間でどれだけタイピングができたのかを見ることができます。
中段の少ないキーで練習できるゲームです。いきなり全てのキーを覚えることが難しい場合におすすめです。このほかにも「中段・上段」「下段・中段・上段」の練習メニューも用意されています。
以上が、ひよこのタイピング練習クリア後におすすめのマイタイピングゲームの紹介でした。
今回は、タイピング超初心者におすすめのひよこのタイピングゲームについて解説してきました。
ひよこタイピングマイタイピングと呼ばれるタイピングゲームの1つで、主に、タイピング初心者向けに作られています。練習メニューは「基礎編」と「習得編」の大きく2つのテーマがありそれぞれクリアしていくことで、基本タイピングを身につけることができるように作られています。基本のゲーム操作や遊び方はマイタイピングと似ていますが、問題文がかんたんであることや、丁寧な解説があるなど、これからタイピング練習をはじめたいと考えている人にはぴったりの練習ゲームです。
このほかにも、マイタイピング内では、公式や一般の人が作ったホームポジション練習メニューがたくさんあります。ひよこタイピングをマスターした後は次のステップとしてマイタイピング内のゲームにも挑戦していくことで自然とタイピングスキルも上がってきます。ぜひこの記事を参考にひよこタイピングを活用してタイピング上達を目指していきましょう!
「ひよこタイピング」以外にもタイピング初心者でも楽しめるタイピングゲームがあります。そのなかでも特に超初心者でも楽しめるゲームを4つ紹介します。
小学生からはじめられる無料のタイピングゲームです。ホームポジションやローマ字、拗音、濁音・半濁音、促音など細かく練習メニューが用意されています。またメニュー画面では難しい漢字を使わずひらがな表記になっているので小さなお子さんでも読めるように配慮がされています。
1分間でどれだけ多くのタイピングができるかを試せるゲームです。タイピングをするたびにポップコーンが弾けるユニークで思わずタイピングをしたくなるような仕組みが特徴です。難しい問題文もないため初心者でも楽しく遊べます。
ひよこ(HIYOKO)とチキンラーメン(TIKINRA-MEN)の2種類の問題を制限時間内でどれだけタイピングができるか試せるゲームです。連続してミスなくタイピングをしてゲージを貯めることで1秒追加することができます。シンプルなゲームなので初心者でも楽しめます。
タイピングクエストは遊びの中で楽しくタイピングを習得できることをテーマに作られたNintendoSwitch初のタイピングゲームです。1番の特徴はパソコンがなくてもお手元のNintendo SwitchとUSBキーボードを使って遊べるところです。はじめての人でも遊べるように入力補助システムがあり、いつでも正しい指の位置を確認できる機能もあります。タイピングクエストでは無料の体験版があり、基本タイピングの練習までは体験版で遊ぶことができます。これからタイピングを学びたいけどまだパソコンを持っていない初心者やお子さんにおすすめのゲームです。
大手IT企業でもある富士通が運営するお子さんやタイピング初心者向けに作られた無料のタイピングサイトです。ホームポジションはもちろん、それぞれ指の役割ごとにタイピング練習があるなど基礎練習が豊富です。さらに単語や長文練習も用意されているので、これ1つで基礎から応用まで練習ができます。またFMVキッズ「めざせ!タイピングマスターは、かな入力にも対応しているので、ローマ字がまだわからない小さい子供にも利用できるところもポイントです。
メディアライター兼「ぱそメモkids」運営者
エンタメ会社で広報を経験し、現在は株式会社セナネットワークスでメディアライター兼広報として勤務。同社では2021年にNintendo Switch初のタイピングゲーム「タイピングクエスト」を開発・発売。プログラミング・システム開発を事業とする企業として、プログラミング教育の更なる普及への貢献の思いでオウンドメディア運営をスタート。
監修者のご紹介: 「信頼されるサイトとしての取り組み」 をご覧下さい。