タイピング
タイピングが早くなるコツとは?初心者から上級者までの練習方法を解説
タイピング
最近、学校の授業や宿題、オンライン学習などで、子供たちがパソコンを使う場面が増えてきています。
そこで、こんなお悩みはありませんか?
タイピングは、現代の学習や生活に欠かせない重要なスキルです。将来パソコンを使う仕事に就く場合、タイピングスキルは大きな有利となり、自己投資としてもとても価値があります。小学生のうちからマスターしておけば、授業や宿題だけでなく、将来の仕事や生活にも大きなメリットになります。
とはいえ、「どこからタイピング練習を始めたらいいの?」と迷う子どもたちや保護者の方も多いかもしれません。
結論から言えば、タイピング練習のカギは「基礎練習」です。特にタイピング初心者にとって、基礎をしっかりと固めることが、その後の応用力や上達スピードに大きく影響してきます。基礎をおろそかにしてしまうと、後々の上達が難しくなるため、この最初の練習教材選びがとても重要です。
そこでおすすめなのが、「Playgram Typing(プレイグラムタイピング)」です。
プレイグラムタイピングは、タイピング教材は全国の学校でも採用されており、小学生の子供が楽しみながらタイピングの基礎をしっかりと学べる教材として高い評価を受けています。
この記事では、「プレイグラムタイピング」の特徴や遊び方、小学生におすすめする理由、そして練習することのメリットや様々なモードによる楽しみ方など幅広く解説します。 プレイグラムタイピングに興味を持っている人は必見です! それでは、早速「プレイグラム タイピング」を紹介していきます。
1.「Playgram Typing (プレイグラムタイピング)」とは?
1−1.「Playgram Typing (プレイグラムタイピング)」の概要
4. 「プレイグラムタイピング」にあるランク・スコア・レベル・称号について
9 .【関連情報】小学生のタイピング練習におすすめのタイピング練習ゲーム
「Playgram Typing (プレイグラムタイピング)」は、タイピングの基礎が身につく無料のタイピング練習用教材で、小学生向けプログラミング教材「Playgram™(プレイグラム)※1」の補助教材になります。なんと、リリースして1年で月間利用者数が100万人を超えるなど、こども向けタイピングアプリとしては国内最大の規模の人気タイピング教材です。また、経済産業省が立ち上げた教育プロジェクト「未来の教室※2」で紹介されており、多くの教育現場で導入されています。プレイグラムタイピングは、基礎から応用まで段階的に練習ができることや、指のお手本表示や丁寧なチュートリアル画面、練習と復習がセットになっている、自動で苦手なキーを判別して特訓できる機能など、子どもたちが楽しく基礎が学べる設計になっており、タイピング初心者はもちろん、タイピングに苦手意識をもっている子供も成長をしっかり感じれるタイピング練習用教材です。
※1 Playgram™(プレイグラム)は、Preferred Networksが開発する、小学生から始めるプログラミング教材で、第18回 日本e-Learning大賞で受賞もしています。詳細は「8−2 プログラミング(プログラミング教室限定モード)」で紹介しています。
※ 2「未来の教室」は、日本の経済産業省が立ち上げた学校や教育現場でのデジタル学習をサポートするためのポータルサイト。最新の教育技術の動向やデジタルツールを使った新しい学びの方法を紹介しています。
Playgram Typing (プレイグラムタイピング)の概要を紹介します。
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Playgram Typing (プレイグラムタイピング) |
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無料 |
練習できる文字 |
ローマ字 |
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◼︎基本モード ◼︎特訓モード ◼︎腕試しモード ◼︎コンテストモード ※ ※コンテストモードは学校や先生向けの機能です |
特徴 |
・タイピング初心者やこども向け ・指の動かし方のお手本が表示されている ・五十音別にタイピング練習ができる ・苦手なキーを自動で判別して出題してくれるので効率よく練習できる ・基礎から応用まで段階的に練習できる ・多くの教育現場で使われている |
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端末:パソコン、タブレット(スマフォは不可) ブラウザ:Google Chrome、Safari、Firefox、Microsoft Edge(Microsoft Internet Explorerは非推奨) |
詳しい内容は、次の段落で解説していきます。
Playgram Typing (プレイグラムタイピング)は、無料で利用できます。
インターネットの通信料や電気代などはかかりますが、プレイ自体にお金はかかりません。
ここからは、プレイグラムタイピングの特徴や魅力を7つ紹介します。
それでは、これらの特徴や魅力について、詳しく解説していきます。
1つ目の特徴は、プレイグラムタイピングのユーザーは「学生」や「子供」が多い点です。
子供や学生が多い理由として、「(4)教育現場で普及している」で詳しく説明していますが、多くの学校でタイピング教材として活用されており、学校の授業や朝の学習時間などで、学生がプレイグラムタイピングを使うケースが多いようです。また、公式サイトでは、保護者や子供向けに、動画を使った遊び方の説明や、タイピングのコツ・裏ワザをまとめた「公式ガイドブック」も公開されており、自宅学習として取り入れている家庭も多いということもあります。
2つ目の特徴は、タイピングの基礎から段階的に学べるところです。
基礎練習(きほんモード)では、ホームポジション練習からはじまり、50音や濁音、拗音、長音など1音ずつ細かく練習ができるので、子供が無理なく練習ができます。また基礎ができれば、単語や短文など文章タイピングへ移ることができるようになっているので段階的に学べるようにメニューが用意されています。そのため、小学生の小さな子供たちやタイピング初心者でも着実にスキルアップを目指しやすい点がポイントです。
3つ目の特徴は、プレイグラムタイピングでは、苦手なキーを自動で判別して特訓できる機能です。
過去の学習履歴から、苦手なキーを含む問題を個人に合わせて出題してくれる機能は、プレイグラムならではの特長です。(特訓モードの詳細は、「3−2.特訓(とっくん)モード」で紹介しています。)一人ひとりの学習履歴から苦手なキーを自動で選んで重点的に出題してくれるので効率的に練習することができます。
このように、特定のキーが苦手な人や、よくミスして悩んでいる人の特訓練習としても非常におすすめです。
4つ目の特徴は、教育現場で広く使われていることです。
プレイグラムタイピングは、経済産業省が立ち上げた学校教育をサポートするプロジェクト「未来の教室」で紹介されている他に、全国のさまざまな小学校、中学校、高校でも続々と導入され、教育委員会単位の導入事例もたくさんあります。 主に、情報の授業やクラブ活動などで、タイピングスキルを身につけるための教材として使われています。また、先生やICT指導員向けに指導案も公開されているので、タイピングの指導経験がない先生も安心して導入ができるようになっています。こういったこともあり、全国の学校や教育委員会でプレイグラムタイピングの導入が広まっています。
ここで実際に、Playgram Typingを導入している学校をいくつか紹介します。
◼︎秦野市立鶴巻小学校の事例
→ 学習を開始して一ヶ月で基礎的なタイピング能力(平均 0.7〜0.9 タイプ/秒)が身についた。
(参考:導入事例: 秦野市立鶴巻小学校様)
◼︎和歌山大学教育学部附属中学校の事例
→ 1ヶ月でタイピング初心者のタイピングスピードがかなり速くなった。多くの生徒が短時間で 100〜200 文字の文章を入力できるようになった。
◼︎愛知県立杏和高等学校の事例
→ タイピングの苦手な生徒
(参考:導入事例: 愛知県立杏和高等学校様)
◼︎静岡県立清水西高校の事例 → 1年生で、朝学習の時間を利用してプレイグラムタイピングを使ったタイピング練習を実施
(参考:【公式】清水西高校 - Xより)
この他にも、プレイグラムタイピングの公式サイトでは導入の事例が紹介されています。
5つ目の特徴として、動作が軽くて遊びやすい点です。
調べてみると、タイピングゲームによっては、読み込みに時間がかかり、スムーズに動かないまたは画面が止まってしまうことがあるようですが、プレイグラムタイピングは比較的動作が軽く、ゲーム中に動作が止まることが少ないため、ストレスなく練習を進められるのも特徴です。
最後に、ユーザーからの評価が高いことです。
実際に子供がプレイグラムをプレイした様子を保護者の方がコメントしているものがあったので紹介します。
このように、わかりやすい指のお手本画面がいいという声や実際に練習をしてみて効果が出ているといったレビューがたくさん見つかりました。
ここからは、プレイグラムタイピングを使って練習することのメリットを3つ紹介します。
プレイグラムタイピングでは、タイピングの基礎スキルを身につけるための練習メニューが豊富にあります。基礎スキルとは、タイピングの基本姿勢でもある「ホームポジション」や、各キーに対応する指の位置を正確に覚えることを言います。タッチタイピングを習得するうえで、この基礎はとても重要です。プレイグラムでは、この基礎練習に特化したメニューが豊富に用意されているので、初心者でも無理なく、しっかりと基礎を身につけることができます。
以下の記事では、タイピングの基礎でもある「ホームポジション」や「指の位置」について詳しく解説していますので、こちらも参考にしてください。
タイピングスキルを習得する上で、基礎練習が大切だと書きましたが、なぜ重要なのかについても解説します。
ホームポジションや正しい指づかいをマスターすることは、タイピングを効率的かつ快適に行うための大事な基礎になります。この基礎を固めておくことで、早くて正確なタイピングができるようになり、ミスが減り、疲れにくくなります。また、キーを見ずに入力できるようになるため、仕事や勉強の効率がよくなるといったメリットが多いです。
最初は練習が必要ですが、後々の効果はとても大きいです。しっかり今のうちから基礎を身につけておきましょう。
また、タイピング練習ゲームや教材サイトはたくさんありますが、どれでもいいわけではありません。
中には基礎練習が不十分で、ある程度タイピングができる人向けに作られたゲームもあるので、ゲームやサイト選びは重要です。特に、これからタイピング練習を始める子供たちや初心者の方は、基礎練習が豊富なゲームやサイトを選びましょう。
基礎練習としておすすめのゲームや教材サイトには、以下のような練習メニューや機能が備わっていることが多いです。
「プレイグラムタイピング」は、これらの特徴が全て揃っているため、これからタイピング練習を始める子供たちや初心者の方にとてもおすすめです。
また、プレイグラムタイピングで基礎スキルを身につけることで、難易度の高い練習も、迷わずスムーズに進めることができます。
ホームポジションなどの基礎が自然にできるようになると、単語や文章タイピングもすぐに対応できるので、速度や精度が徐々によくなっていきます。短文や長文練習といった応用練習がより効率的に進むのも、基礎をしっかりマスターしているからこそです。
プレイグラムタイピングでは五十音別にタイピング練習ができるメニューがあるので、タイピング練習を通じてローマ字も同時に学べます。さらに、問題に表示されているアルファベットを音声読み上げる機能があるので、アルファベットの学習も同時にできます。
また、五十音順別に練習ができるので、特定の音やキーに偏ることなく、バランス良く練習できる点もメリットですね。
以上が、「プレイグラムタイピング」で練習するメリットの紹介でした。
プレイグラムタイピングが、小学生向けのタイピング練習にぴったりな理由は5つあります。
これら5つの理由を詳しく解説していきます。
1つ目に、わかりやすいお手本ガイドがあるので、正しい指づかいを身につけることができます。
タッチタイピングにおいて、ホームポジションや正しい指の位置を覚えることが重要です。プレイグラムではプレイ中に、ホームポジションの指使いやどの指でどのキーを押せばよいか、お手本としてイラストを使ったわかりやすいガイド(キーボードと手指の絵)が表示されています。そのため、初心者でも正しい指づかいを直感的に学ぶことができます。
2つ目のおすすめポイントは、広告がないことです。
他のタイピングゲームで、プレイ中に画面のどこかに広告が表示されるものも見かけますが、プレイグラムタイピングではそういった広告がありません。そのため、小学生の子供たちが練習に集中できるので保護者の方にとっても安心して遊ばせることができます。
3つ目のおすすめポイントは、プレイ前のチュートリアル(解説)が親切であることです。
タイピングの基礎を練習できる「きほんモード」では、ゲームを始める前に、その回で学習するローマ字に関する解説画面が表示されるようになっており、子どもたちが事前にしっかりと理解できるよう工夫がされています。解説についてはこの後、詳しく紹介しますが、この解説があることで、ローマ字の理解を深めてタイピング練習へ取り組むことができるため、ローマ字がわからない小学生の子供も安心して進められる仕組みになっています。
解説画面が自動で表示されるのは最初だけで2回目以降は右上の「ヒント」を押すと確認できます。
4つ目は、ゲームのプレイ時間に制限がないことです。
タイピングゲームや教材によっては、タイムアタック形式や制限時間が決められているものがあります。時間の制約があると、どうしても焦りがでてしまいタイピングに集中できないことがあります。プレイグラムタイピングでは、時間制限がないのでこういったプレッシャーを感じず、自分のペースで学習を進められるところもポイントです。
特に、タイピングが苦手な子ほど、時間に追われることなく自分のペースで練習できる環境が大切です。
最後は、学習教材でありながら、子供が熱中できるような仕組みがあることです。
プレイグラムタイピングでは、練習の結果に応じてレベルが上がる仕組みになっています。また、小さなステップでレベルアップできるようになっているので、子どもたちは無理なく次のレベルへ進めることができるので、練習も長続きしやすいです。さらに、各メニューの前半で学んだ内容を最後に復習できるようになっているので、学んだことをすぐに定着させ、子どもたちのモチベーションを削がずに学習を進める工夫がされているところもポイントです。
このように、プレイグラムタイピングは小学生の子どもたちが楽しく学び続けられるような配慮がされていています。
プレイグラムタイピングは、特にこんな人におすすめです。
プレイグラムタイピングは、ゲームのように楽しくタイピング練習ができるので、タイピングが苦手な子供たちはもちろん、まったくの初心者でも気軽に始められます。子どもたちに、タイピングスキルを効率よく教えたい方にぴったりな教材と言えるでしょう。
ここからは、プレイグラム タイピングの利用方法や難易度について解説していきます。
プレイグラムタイピグは、パソコンやキーボード接続のできるタブレット端末で遊べます。ただし、スマートフォンは使えません。
その他の動作環境は以下にまとめています。
プレイグラムタイピングの基本的な操作方法を紹介します。
操作はとてもシンプル。画面に表示される文字や文章を速やかにタイピングしていきます。ミスをしたら、すぐにフィードバックをしてくれるので、どの文字でつまずいたのかがわかりやすいです。
画像にもあるように、特訓モードや腕試しモードでは「ランク」が表示されます。より正確で素早いタイピングができることで上のランクを目指すことができます。また、ミスが多すぎると「ミスタイプ率」が赤い文字になります。赤文字にならないように気をつけましょう。
「(5)1秒間のタイピングスピード」のタイピングのはやさ目安ですが、1 秒間で小学生は「0.6キー」、中学生は「1.2キー」を目指してみましょう!
プレイグラムタイピングではプレイ中の表示内容を変更することができます。
オプション設定をすることで、ゲームの難易度を上げることや下げることもできます。まだ完全にローマ字を覚えきれていないお子さんには、「音声で読み上げ」や「アルファベットにふりがな」などの設定がおすすめです!
プレイグラムタイピングの難易度は「かなりやさしい」です。
理由としては、ホームポジション練習や五十音練習といった基本的な指づかいの練習が豊富なことや難しいワードが少ないので、タイピングができない子供にも簡単にゲームクリアができます。また、1ステージごとの問題数も少ないことや、漢字が読めない子供のためにルビ(ふりがな)がついているなど親切な設計になっています。
制限時間がないので、無理なく子供のペースで練習できるところもポイントですね!
プレイグラムタイピングには、4つの練習モードがあります。
それぞれのモードでは、どんな練習ができるのか、詳しく解説していきます。
練習モードは、初めてローマ字を学ぶ子ども向けのモードです。
主に、ホームポジション練習や、五十音別や濁音(が・ぎ・ぐ・げ・ごなど)、拗音(ちゃ・ちゅ・ちょなど)、長音(ー)など、練習メニューが60個も用意されています。
(1)ホームポジションをおぼえよう
(2)あいうえお
(3)か行〜さ行:「かきくけこ」「さしすせそ」
(4)た行〜は行:「たちつてと」「なにぬねの」「はひふへほ」
(5)ま行〜わ行:「まみむめも」「やゆよ」「らりるれろ」「わをん」
(6)が行〜ぱ行:「がぎぐげご」「ざじずぜぞ」「だぢづでど」「ばびぶべぼ」「ぱぴぷぺぽ」
(7)きゃ行〜にゃ行:「きゃきゅきょ」「しゃしゅしょ」「ちゃちゅちょ」「にゃにゅにょ」
(8)ひゃ行〜りゃ行:「ひゃひゅひょ」「みゃみゅみょ」「りゃりゅりょ」
(9)ぎゃ行〜ぴゃ行:「ぎゃぎゅぎょ」「じゃじゅじょ」「ぢゃぢゅぢょ」「びゃびゅびょ」「ぴゃぴゅぴょ」
(10)小さい文字:「ぁぃぅぇぉ」「ゃゅょ」「っ」
(11)長音:伸ばし棒
タイピングの基本姿勢でもある「ホームポジション」練習はもちろんですが、五十音別の入力練習もあるのでローマ字の勉強としても役に立ちます。
特訓(とっくん)モードは、苦手なキーを重点的に特訓できるモードです。
このモードの1番の特徴が、自分の苦手なキーを重点的に練習できる、アダプティブラーニング機能です。簡単に説明すると、過去の練習結果から、苦手なキーを自動で判別して出題してくれる機能のことです。自分が苦手なキーを分析をしなても効率よく反復練習ができるのがポイントです。なお特訓モードでは、以下の3つのステージがあります。
初心者の方は、「かんたん」ステージからはじめていくといいでしょう。なお、これまでの特訓モードのスコア結果をグラフで見ることができます。
グラフ上にある丸い点を押すと、プレイした日時、スコア、速さ、正確さのデータがみれます。
腕試し(うでだめし)モードでは、タイピングスキルを測定できるモードです。
腕試しモードでは、短文が20問続けて出題され、その結果スコアに応じてランク※が与えられます。結果はいつでもマイページで振り返ることができます。(※ランクはタイピングのスコア結果によって変わってきます。)
ランクやスコアについての解説は、「4−2 腕試しモードの「ランク」6種を紹介」をご覧ください。
コンテストモードは、2024年5月に追加されたばかりの新機能で、手軽にタイピングコンテストを開催・運営できます。
このモードは、学校や教育委員会向けのため、個人で利用することはできません。プレイグラムタイピングを使ったタイピングコンテストを行う時に、成績の登録や集計を自動化する機能で、運営を行う先生たちの作業を簡単にするためのものです。専用の申し込みフォームから利用申請ができます。
以上がプレイグラムタイピングの4つのモード紹介でした。
プレイグラムタイピングには、「ランク」「スコア」「レベル」「称号」といった評価システムが導入されています。自分のタイピングスキルを評価するための重要な参考にもなります。
これらの評価はどういった基準で決めているのか詳しく解説していきます。
「レベル」は、タイピング練習をするたびに成績に応じて上がっていきます(レベルアップは練習、特訓、腕試しの全てのモードが対象)。画像にあるレベルゲージが右端までたまると、レベルアップします。また、一定のレベルに到達すると「称号」がもらえる仕組みになっています。
最新のレベルや称号は、右上のボタンを押すといつでも確認できます。
なお、プレイグラムタイピングで与えられる称号は、全部で11種類あります。
レベルが10増えるごとに、新しい称号がもらえる仕組みになっています。
タイピング練習をたくさんすることで、レベルがどんどん上がっていき、より高い称号を手に入れる楽しみも増していきますよね。次の称号を目指してもっと練習しよう!と思う気持ちになれますよね。
特訓モードと、腕試しモードをプレイした際に表示される「スコア」についても解説します。
スコアは、この後、説明する腕試しモードの「ランク」決めで必要な目安になります。
以下の方法でスコアが採点されています。
スコア = 1秒あたりの正解タイプ数 × (1 - ミスタイプ率 ÷ 100)^2 × 100
タイピングスピードはもちろん、ミスの少ないタイピングができないと高スコアが狙えないような計算方法になっています。上のスコアを目指している人は、正確さと速さのあるタイピングを意識して練習をしましょう。
腕試しモードでは、自分のタイピングスキルの実力を測定できますが、プレイ結果画面に「マスター級」などの言葉が書かれています。これは先ほど「4−2.「スコア」とは?」で紹介したスコアをもとに与えられます。
ランクは、以下の6種類あります。
▶︎腕試しモードのスコアとランク一覧
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・参考:「プレイグラムタイピング公式ガイドブック」
これまでは、1秒あたりの正解タイプ数でランクが決まっていましたが、2024年4月からは上の表にあるように、独自のスコアを目安にランクが与えられるようになりました。
「4−3. 腕試しモードの「ランク」一覧」の一番上に「アルティメット」とよばれるランクがありますが、実際にどれくらいのレベルなのでしょうか?
アルティメット級は、プレイグラムタイピングの最高ランクということもあって、正確な指づかいや、瞬時の判断力も必要でより高度なタイピングスキルが求められます。
またアルティメットを取るには、「10.0 タイプ/秒」以上のタイピングスピードが必要とのことです。
なお、プレイグラムタイピング公式ガイドブックによると、日本のタイピング大会優勝者の1秒間のタイプ回数が「17.0」、プレイグラムタイピングの ランキング上位 1%に入る人のタイプ数は「7.89」です。ぜひこの目安も参考にしてみてください。
以下の記事などでは、タイピングスピードの一般的な速さや目安、スピードアップのコツなど詳しく解説しています。ぜひご覧ください。
以上が、「プレイグラムタイピング」にあるランク・スコア・レベル・称号についての紹介でした。
ここからは、プレイグラムタイピングを使ったタイピング上達のコツについて紹介していきます。
1つ目に、1日5分や10分など短い時間でいいので、毎日タイピング練習を続けるようにしましょう。
プレイグラムタイピングの練習モードなどは問題数も少なく比較的短い時間で練習ができるようになっています。例えば、毎日、50音練習の中の1行を練習するなど、小さいステップ(目標)でいいので始めていきましょう。
タイピングはすぐには上達できません。徐々に上手くなっていくので、コツコツ練習を続けましょう。
2つ目に、ミスを気にしないことです。
これもよくあるのですが、タイピングでミスが多いことで「だめだ...」と落ち込まないでください。それよりも自分はどこでミスが多いのか、苦手な指やキーはなんなのかしっかり改善する意識を持つようにしましょう。苦手なキーを1つ治すだけで、タイピングスピードや正確性は格段に上がります。何が原因なのかを考えて改善するようにしましょう。あと、焦らずに正確にタイピングすることも忘れずにしてくださいね。
最後に、目標を持って練習に取り組むことです。
例えば、プレイグラムタイピングでは、レベルや称号といった評価があります。「1ヶ月でレベルを5つ上げてみよう」「さらに上の称号を目指そう」といった明確な目標を作ってみるとより練習モチベーションが上がるのでおすすめです。ただし、いきなり高い目標を立てることはやめておきましょう。高い目標を早く達成しようとするあまり、基礎をしっかり身につける前に速くタイピングをしようと自己流タイピングをしてしまい、ミスが増える、正しいタイピングフォームが身につかないといったリスクがあるからです。
ただやみくもに練習するよりも、しっかり目標を持って練習をする方が格段に上達スピードは早くなります!
今回、筆者が所属する「株式会社セナネットワークス」のエンジニアさんやコーダーさんに協力してもらい、実際にタイピングを日頃から使っている大人だとどれくらいのスコアになったのか、また、子供向けの教材としてプレイした感想や気づいたことをヒアリングしてみました。
まずは、実際にエンジニアさんが体験した内容と、その結果を紹介します。
・対象:株式会社セナネットワークスに所属するエンジニアとコーダー
・内容:「プレイグラムタイピング」の以下メニューをプレイした結果と感想をヒアリング
- 練習モードー特訓モード(難易度は「ふつう」)
- 腕試しモード
- 腕試しモードの
・平均結果
- 正解タイプ率:95.15%
- ミスタイプ率:4.85%
- 1秒間のはやさ:5.18:タイプ
結果は、社会人レベルとのことでした。
ここからは、「プレイグラムタイピング」をプレイしてもらったエンジニアさん、コーダーさんに、体験した感想やプレイ中に気づいたことを聞いてみました。
プレイグラムタイピングは、子供が達成感を感じやすく、次のモチベーションにつながる仕組みや言葉や文章を考えながらタイピングする要素が組み込まれているなど、楽しさと学習効果のバランスがしっかり取れているゲームです。
なお、今回、協力してくれたエンジニアさんは、学生時代に子ども向けのプログラミング教室でアルバイト経験があり、授業の中でタイピングも教えていたそうです。プレイグラムは、実際に教える立場の人から見ても、おすすめできる教材です。
ここからはプレイグラムタイピングでよくあるお困りや質問を一部紹介します。
パソコンやタブレット端末側でコンテンツフィルタリングされていると、一部の画像や音楽ファイルを読み込めない場合があります。
コンテンツフィルタリング機能をオフにするか、以下のホスト名を許可(ホワイトリストに追加)してください。
学校などのパソコンやタブレットの場合は管理をしている先生に相談してみてください。
「〜に失敗しました」や「ローカルストレージが利用できません」といったエラーが出てしまった場合は、以下を行ってみてください。
以下のエラーメッセージが出た時の原因と解決方法を紹介します。
これらのエラーメッセージは、通信環境やインターネット回線が不安定なことが原因である可能性があります。一度ネットワークが正常につながっているのかチェックしてみてください。
「ローカルストレージが利用できません」というエラーメッセージが出た場合は、ローカルストレージ機能を有効にしてください。
プレイグラムタイピングは、利用者の情報を保存するためブラウザ内の「ローカルストレージ」と呼ばれる場所に情報を読み書きします。そのため、ローカルストレージ機能を有効にする必要があります。(※ブラウザのバージョンによって、設定方法がちがいます。)
1つの端末を何人かで使いたい場合は、ログイン機能を使う場合とそうでない場合で方法が変わってきます。
【ログイン機能を使う場合】
それぞれのアカウントでログインすることでデータを切り分けて使うことができます。
【ログインしていない状態で使う場合】
1つの端末で基礎練習モードの進捗や特訓、腕試しモードの成績データを切り分けることはできません。対策としては、パソコンやタブレットを1人ずつ用意する方法や1つのデバイスでちがうブラウザをつかう(FirefoxとChromeなど)があります。
成績が保存されないといった質問もよくあります。
プレイグラムタイピングでは、ブラウザに保存されている typing.playgram.jp の Cookie とサイトデータをつかってユーザを判別しています。これらのデータを削除すると成績が消えてしまうので注意してください。
以上が、「プレイグラム タイピング」のよくある質問でした。
冒頭でも書いたように、プレイグラムタイピングは、プログラミング学習サイト「Playgram™」の補助教材(プレイグラムの中にある学習サイトの1つ)になります。ここでPlaygram™やその他の補助教材についても紹介します。
Playgram™はプログラミング学習ができる教材で、プレイグラムタイピングのメイン教材になります。ビジュアルプログラミングを使ってパズルを解く感覚でプログラミングの基礎を学べます。また実際にテキストでプログラムコードを書くといった本格的な練習も用意されているので、基礎から応用まで段階的に学べるように設計されています。
英語学習モードは、Playgram™の補助教材で、英語の学習と英語タイピングができる有料モードになります。主に小中高生向けにつくられており、単語学習しながら英語タイピングやリスニング力も高められる学習モードです。英検3〜5級レベルの約2000語と中学年の『NEW HORIZON』のカリキュラムに対応しています。一部メニューは無料で利用できますが、全てのメニューを使いたい場合は有料となります。
「プレイグラムタイピング」は小学生向けのタイピング練習にぴったりとお伝えしましたが、このほかにも子供向けのタイピング練習におすすめのゲームがあるので今回は6つ紹介します。
「ひよこタイピング」は、タイピングの基礎練習に特化した超初心者におすすめの無料タイピングゲームです。
タイピングの基礎を学べる解説があることや、ホームポジションやキー(指の位置)練習が豊富なので、基礎練習をしたい人におすすめです。また、ひよこタイピングは、タイピングゲームサイトmy Typing(マイタイピング)の中にあるので、基礎練習が終わった後もさまざまなゲームで練習することができます。
以下の記事では、「ひよこタイピング」の魅力と遊び方、各練習メニューのくわしい紹介とクリアのポイントなど詳しく解説しています。
「こどもタイピング」は、ひよこタイピングと同じmy Typing(マイタイピング)内にある子供向けのタイピング練習ゲームです。
1〜8文字程度の簡単な単語がメインで、どれも打ちやすいワードを使っていることから、小学生などの小さい子供でも楽しめます。プレイ後はタイピングの正確性や速さ、ミスタイプ、苦手なキーや指を教えてくれるだけでなく、プレイ中にミスした問題だけ再チャレンジできる機能もあるので、基礎を身につけた後のスキルアップ練習としておすすめです。
マナビジョンタイピングは、ベネッセが運営する無料のタイピング練習サイトです。
ホームポジションやキーや指のポジション練習ができる「タイピング基礎練習」と、国語や英語学習やパソコン・情報モラルといったITの勉強も一緒にできる「タイピングを使った学習」の2つのカテゴリがあります。 指の位置をナビしてくれる機能や回答を最初から表示する機能、不適切な広告がないなど小さい子供たちでも安心して遊べるような機能や工夫がされているのが特徴です。またプレイ時間を1〜5分まで自分で設定することができるので自分のペースで練習ができるところもおすすめポイントです。
タイピングランドは、無料で遊べる子供向けのタイピングゲームです。
ポップなカラーとアニメーションが特徴で、ブラウザ版の他にアプリ版があるためパソコンだけでなくBluetoothキーボードがあればタブレットでも遊べます。レッスンで良い結果を出したり、特別な条件を達成するとバッジがもらえる仕組みがあることや、プレイ画面はタイピングに合わせてアイテムや動物が動くなど、ゲーム感覚で楽しく練習できるところがポイント。ホームポジション練習からスペースキー、エンターキー、「,.;:/」.などの特殊キーだけでなく英語も一緒に学べます。また、自分で問題を作ってタイピング練習ができる機能があるゲームは珍しいです。
FMVキッズ「めざせ!タイピングマスター」は、富士通が運営する子供向けのタイピング練習サイトです。
キーボードの上段・中段・下段別の練習だけでなく、各指でタイピング練習ができる「きほんコース」と、単語、短文、長文、テンキーといった応用練習ができる「じつりょくアップコース」の2コースがあり、子供のタイピングレベルに合わせて練習が選べるようになっているのが特徴です。
基礎練習におすすめの「FMVキッズ「めざせ!タイピングマスター」の詳しい紹介については、以下の解説記事をご覧ください。
「タイピングクエスト」は、株式会社セナネットワークが開発したNintendo Switch用のタイピング練習ゲームです。
SwitchとUSBキーボードがあれば遊べるため、パソコンがないご家庭でも手軽にタイピング練習を楽しむことができます。 このゲームには、タイピングをしながら敵を倒して進めるストーリーモード、日替わりでステージが変わるデイリーモード、友達と対戦できるバトルモードなど、ゲーム感覚で楽しくタイピングスキルを磨ける様々なモードが用意されています。さらに、タイピング中はいつでもキーの配置表を確認できるので、初心者でも安心して練習を進めることができます。
今回は、「プレイグラムタイピング」について詳しく解説してきました。
タイピングをマスターするためには、基礎練習は欠かせません。特に、ホームポジションや指の正しい配置をしっかり覚え、キーを見ずに入力できる「タッチタイピング」に慣れるためには、繰り返しの練習が重要です。
プレイグラムタイピングは、これからタイピング練習を始める小学生にとって、プレイグラムタイピングは最初の一歩としてぴったりの教材です。わかりやすい解説やお手本ガイド、音声読み上げ機能などが備わっているなど、ローマ字やキーの配置に慣れていない子供でも安心して基礎を身につけることができるのがポイントです。
また、過去の練習結果から苦手なキーを自動判別し、練習問題として出題してくれるプレイグラムタイピング独自の機能もあります。これにより、効率的に苦手なキーを克服できるのも大きな魅力です。さらに、認定証やレベル・称号など達成感を味わえる仕組みがあるため、挑戦する楽しさが倍増し、飽きることなく続けられる学習教材です。このように、タイピングの基礎をしっかりと学べるだけでなく、子どもたちが楽しみながらスキルを習得できる工夫がたくさん盛り込まれています。こういったことから、プレイグラムタイピングは「教育効果の高い教材」として評価されており、全国のさまざまな小中高校で導入されているほか、家庭学習としても幅広く取り入れられています。
しっかり基礎からタイピングスキルを習得することで、学校生活や将来の学びや活動に役立つ土台が築けるようになります。「いつか身につけなきゃ…」と先延ばしにするのではなく、今から練習をはじめていきましょう。
子供のタイピングスキルアップに、ぜひプレイグラムタイピングを活用してみてください!
この記事では「プレイグラムタイピングとは?小学生向けの無料タイピング練習教材でおすすめ」について詳しく説明してきました。タイピングの基礎練習は、重要な第一歩ですが、それだけで終わりではありません。その後の応用練習を続けることで、より高度なタイピングスキルを身につけることができます。継続して練習することが、スキルの定着とスピードアップにつながります。 以下では、タイピングに関する役立つ記事を一覧でご紹介しています。応用練習のステップやさらなる上達のためのヒントも書いていますので、あわせてぜひご覧ください。
メディアライター兼「ぱそメモkids」運営者
エンタメ会社で広報を経験し、現在は株式会社セナネットワークスでメディアライター兼広報として勤務。同社では2021年にNintendo Switch初のタイピングゲーム「タイピングクエスト」を開発・発売。プログラミング・システム開発を事業とする企業として、プログラミング教育の更なる普及への貢献の思いでオウンドメディア運営をスタート。
監修者のご紹介: 「信頼されるサイトとしての取り組み」 をご覧下さい。